ラグジュアリー・パフォーマンスSUVのレンジローバー スポーツSVにスペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)のSV BESPOKEデザインチームが手がけた特別限定モデルの「セレスティアル・コレクション」を設定。古代神話と宇宙からインスピレーションを得て内外装をアレンジし、キュレーションとしては「ガイア」「テイア」「イオ」「ベガ」「ソル」の5タイプをラインアップ。日本市場には各キュレーション1台ずつ、計5台を限定導入
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは2024年7月17日、本国で本年6月26日(現地時間)に公開されたラグジュアリー・パフォーマンスSUVのレンジローバー スポーツSVの特別限定モデル「セレスティアル・コレクション(CELESTIAL COLLECTION)」を日本市場に導入する旨を発表し、7月17日より受注の受付を開始した。
スペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)のSV BESPOKEデザインチームが、古代神話と宇宙からインスピレーションを得て内外装をアレンジした今回のコレクションは、「ガイア(GAEA)」「テイア(THEIA)」「イオ(IO)」「ベガ(VEGA)」「ソル(SOL)」という5タイプのキュレーションをラインアップ。いずれも特別カラーや仕上げ、23インチアロイホイール、カーボンセラミックブレーキ、カーボンファイバーボンネット、インテリアの随所に施した専用シンボルなど、細部に至るまでこだわり抜いて製作する。日本市場には各キュレーション1台ずつ、計5台を限定導入。車両価格は5タイプともに3246万円に設定している。
各キュレーションの特徴を紹介していこう。
まずガイアは、生命の起源である地球を表し、陸と海の両方をモチーフに内外装をアレンジ。陸地に押し寄せる波を表現した斜めのシンボルを車体に描き、エクステリアカラーにはテルマットグリーンを纏う。また、サテンフォージドカーボンファイバーテールパイプと、カーボンブロンズのセラミックキャリパーにより、モダンで自然なルックスを創出。さらに、ナルヴィックブラックのルーフやミラー、内側がグラファイトアトラスで外側はナルヴィックブラックという複雑な構造のスクリプトバッジを配備して個性を際立たせた。一方でインテリアは、Kvadratスチールカットバックボードを配したキャラウェイウィンザーレザーにナチュラルブラウンシルバーバーチウッドフィニッシャーと同色のステッチを組み合わせて、山と海をイメージさせる上質なキャビン空間に仕立てている。
天空神ウラノスと大地の女神ガイアの間に誕生した女神の名前を冠したテイアは、神話のテーマを発展させ、視覚や揺らめく光に関連する内外装を演出。エクステリアは温かみのあるイルメナイトグレーサテンペイント仕上げで、月をモチーフにしたメタリックフレークをほのかに散りばめる。また、足もとにはシャンパンゴールド塗装の23インチ鍛造アロイホイールとブラックカーボンセラミックのブレーキキャリパーを組み合わせて、存在感を際立たせた。一方でインテリアは、グランドブラックのグロスフィニッシャーとヘッドレスト、視覚と光を表したシンボルをコンソールに施し、テイアの見守る目、月のクレーター、星座など、様々な形でテーマに結びつけたことがトピック。また、シートにはドラマチックなエボニーとピメントウィンザーレザーを採用し、ここにKvadratスチールカットバックボードを配する。さらに、センターコンソールには光が当たると美しく輝くサテンフォージドカーボンファイバーフィニッシャーを配備した。
太陽系で最も火山活動が活発な天体をイメージしたイオは、個性的で明るく、洗練されたオレンジ色のキュレネグロスをエクステリアカラーに採用し、常に火山活動で変化を続けるイオの地表を表現。また、グロスツイルカーボンファイバーテールパイプやカーボンスクリプトバッジ、ボディと同色のカーボンファイバーボンネットを装備して個性を強調する。足もとには、23インチのツイルカーボンファイバーグロスアロイホイールと特注のシルバーカーボンセラミックのブレーキキャリパーを配備した。一方でインテリアには、鮮やかなエクステリアと調和するエボニー&ローズウッドの3Dニットシートに、サテンツイルカーボンファイバーのシートバックボードとシートカラーベゼルを組み合わせている。
アラビア語の「al‑nasr al‑wāqiʽ」から転じて「舞い降りる鷲」を意味する車名を冠したベガは、エクステリアカラーに海王星の位置を数学的に予測したフランスの天文学者ユルバン・ルヴェリエの偉業を称えるヴェリエブルーを採用。ここにエクスポーズドカーボンファイバーツイルのコントラストボンネット(スクリプトバッジやテールパイプと同じフィニッシュ)や、同じ仕上げの23インチアロイホイール、ナノイエローカーボンセラミックのブレーキキャリパーを配備して、オリジナリティを主張する。一方でインテリアには、ヘッドレストにシンボルマークをあしらった明るいエボニー&ペルリーノレザーシートを装着。バックボードにはエボニーのKvadratスチールカットを組み合わせる。さらに、カップホルダー部にはナチュラルクリームアッシュバール仕上げを施した。
ローマと北欧の太陽神から着想を得たソルは、太陽のパワーを表すとともに北極光現象の緑黄色をイメージしたオーロライエローのエクステリアカラーを採用。ここにナルヴィックグロスブラックのコントラストルーフとミラー、サテンフォージドカーボンのエクステリアフィニッシャーとテールパイプを組み合わせる。足もとには、23インチの鍛造ブラックアロイホイールとブルーネブラカーボンセラミックのブレーキキャリパーを装備した。一方でインテリアには、ライトクラウドのコントラストステッチを施したネイビーウィンザーレザーを導入。合わせて同色のカーペットマットを配して、シックで個性的なキャビン空間を具現化している。