SUBARU BRZがスーパー耐久シリーズで得た知見を活かしたMT車専用「SPORTモード」を新採用

SUBARUがBRZをマイナーチェンジ。MT車にアクセルコントロール性を向上させた「SPORTモード」を新設定。AT車のマニュアルダウンシフト制御の改良やダンパー減衰力特性の変更、電動パワーステアリングのアシスト特性の最適化なども実施

 SUBARUは2024年7月12日、BRZの改良モデルを発表した。

▲SUBARU BRZ S(6MT) 価格:350万9000円 全長4265×全幅1775×全高1310mm ホイールベース2575mm 車重1270kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費11.9km/リットル 写真のボディカラーはWRブルーパール

▲SUBARU BRZ S(6MT) 価格:350万9000円 全長4265×全幅1775×全高1310mm ホイールベース2575mm 車重1270kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費11.9km/リットル 写真のボディカラーはWRブルーパール

 

車種展開および車両価格は以下の通り。

R:6MT332万2000円/6SAT335万5000円

S:6MT350万9000円/6SAT354万2000円

STI Sport:6MT378万4000円/6SAT381万7000円

Cup Car Basic:6MT372万2400円

▲SUBARU BRZ STI Sport(6MT) 価格:378万4000円 全長4265×全幅1775×全高1310mm ホイールベース2575mm 車重1270kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費11.9km/リットル 写真はbrembo製ブレーキ装着車で、ボディカラーはクリスタルホワイトパール

▲SUBARU BRZ STI Sport(6MT) 価格:378万4000円 全長4265×全幅1775×全高1310mm ホイールベース2575mm 車重1270kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費11.9km/リットル 写真はbrembo製ブレーキ装着車で、ボディカラーはクリスタルホワイトパール

 

 今回の改良では、スーパー耐久シリーズに参戦しているTeam SDA Engineeringの取り組みで得た知見を活かした、MT車専用「SPORTモード」を新たに採用したことがトピック。SPORTモードは全回転域でアクセル操作に対してエンジンが忠実に反応するスロットルセッティングとすることで、アクセルコントロール性をより向上させる。また、アクティブサウンドコントロールの音量が切り替わり、ドライバーの高揚感をいっそう盛り上げるようにアレンジした。

▲MT車専用「SPORTモード」を新採用。SPORTモードは全回転域でアクセル操作に対してエンジンが忠実に反応するスロットルセッティングとすることで、アクセルコントロール性をより向上させる

▲MT車専用「SPORTモード」を新採用。SPORTモードは全回転域でアクセル操作に対してエンジンが忠実に反応するスロットルセッティングとすることで、アクセルコントロール性をより向上させる

▲ドライバーのコントロール領域を広げるTRACKモードを継続して設定

▲ドライバーのコントロール領域を広げるTRACKモードを継続して設定

 

 一方でAT車は、マニュアルダウンシフト制御の改良を実施。ドライバーの操作や路面状況などから総合的に回転数制限範囲を判定する設定とし、オーバーレブの危険性がない状況ではドライバーの意思でダウンシフトができるように回転数の領域を拡大した。さらに、R、SおよびCup Car Basicグレードのダンパー減衰力特性と、全グレードの電動パワーステアリングのアシスト特性を最適化し、よりスポーツカーらしい操縦安定性および乗り心地を実現する。ほかにも、デイタイムランニングライトの採用(Cup Car Basic除く)やウインカーレバーの操作方式の変更(ロック式)などを実施した。

▲AT車はマニュアルダウンシフト制御の改良を実施。ドライバーの操作や路面状況などから総合的に回転数制限範囲を判定する設定とし、オーバーレブの危険性がない状況ではドライバーの意思でダウンシフトができるように回転数の領域を拡大する

▲AT車はマニュアルダウンシフト制御の改良を実施。ドライバーの操作や路面状況などから総合的に回転数制限範囲を判定する設定とし、オーバーレブの危険性がない状況ではドライバーの意思でダウンシフトができるように回転数の領域を拡大する

▲R、SおよびCup Car Basicグレードのダンパー減衰力特性を変更。電動パワーステアリングのアシスト特性の最適化とともに、よりスポーツカーらしい操縦安定性および乗り心地を実現する

▲R、SおよびCup Car Basicグレードのダンパー減衰力特性を変更。電動パワーステアリングのアシスト特性の最適化とともに、よりスポーツカーらしい操縦安定性および乗り心地を実現する

▲デイタイムランニングライトを新装備

▲デイタイムランニングライトを新装備

 

 パワーユニットは基本的に従来と共通で、FA24型2387cc水平対向4気筒DOHC筒内直接+ポート燃料噴射D-4Sエンジン(最高出力235ps/7000rpm、最大トルク25.5kg・m/3700rpm)を搭載している。

 

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