レース参戦に必要なロールケージや競技用シートベルトアンカーなどを組み込んだトヨタGR86のコンプリート車両「GR86 Cup Car Basic」がマイナーチェンジ。電子スロットルの設定変更や電動パワステの制御変更などを実施。ボディカラーにはリッジグリーンを新設定
TRDブランドでモータースポーツ活動および競技用部品の供給を行うトヨタカスタマイジング&ディベロップメントは2024年7月12日、TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupへの参戦車両である「GR86 Cup Car Basic(カップカー・ベーシック)」の一部改良を実施し、同日より発売した。車両価格は361万6200円に設定。架装部分については、車両がユーザーに引き渡された日から1年間、走行距離が2万kmまでの範囲で保証が受けられる(レースやラリー等への使用以降は保証が消滅)。
今回の改良では、架装ベース車と同様、電子スロットルの設定変更によるドライバーのアクセル操作でのコントロール性およびレスポンスの向上や、電動パワステの制御変更による路面追従性の向上、ウィンカーレバー操作時にニュートラルポジションに戻るモーメンタリ式から一時的にロックされるロック式への変更などを実施する。架装内容は基本的に従来を踏襲し、6点式+サイドバーのロールケージや空冷式エンジンオイルクーラー、専用フロアマットなどを採用。ボディカラーについては、従来設定していたブライトブルーⅡを廃止し、新たにリッジグリーンをラインアップに加えた。