【最新モデル情報】6速MTを味わう軽快スポーツ、ホンダ・シビックRSの操る快感!

ホンダ・シビックRSはシビックのマイナーチェンジとともに2024年秋に正式デビュー予定。操る楽しさを徹底追求した6速MTスポーツとして開発。キャラクター的には、タイプRの弟分

ホンダ・シビックRSはシビックのマイナーチェンジとともに2024年秋に正式デビュー予定。操る楽しさを徹底追求した6速MTスポーツとして開発。キャラクター的には、タイプRの弟分

求めたのは操る楽しみ! RSはホンダのこだわりを満載

 ホンダは2024年8月1日、この秋にマイナーチェンジを予定しているシビック改良モデルの情報をホームページで公開した。
 シビックは1972年のデビュー以来、世界で累計2760万台の販売台数を誇るグローバルモデル。つねに時代の半歩先のニーズを敏感にキャッチし、人々の生活を楽しく、豊かにするホンダを代表する存在として成長してきた。

リア

エンブレム

 今回の改良は、全車のフロントフェイスをより端正なデザインに変更するとともに、軽快かつ操る喜びを追求したRSを新たに設定するのがポイント。RSは2024年1月の東京オートサロンに出展されたプロトタイプの市販版。エクステリアに専用のブラック加飾を施し、デザインをスポーティにコーディネート。スムーズなマニュアル運転操作をサポートするレブマッチシステムを備えた6速MTと、一段とレスポンスを向上させた1.5リッター・ターボの組み合わせで、新たな走りの世界を提案する。RSというネーミングは「ロードセーリング」を意味し、初代シビックに初めて設定された伝統のネーミング。風を受け海原を駆け抜けるヨットのような爽快な走り味を追求している。絶対的な速さを背景に、サーキットスペックの走りを誇る「タイプR」とはキャラクターが明確に異なる。RSは日常領域から、ちょっぴりこだわった走りが実感できるスペシャルモデル。ホンダらしいライト級スポーティカーだ。その詳細を紹介しよう。

RSはドライビングの楽しさが気軽に味わえるオーセンティックモデル

 シビックRSは、ホンダの考える進化型6速MTスポーツ。エクステリアは専用のブラック加飾でスポーティさを強調する。ブラック仕上げとなるのはヘッドライトの内側、ドアミラー、シャークフィンアンテナ、ドアモールディング、18インチアルミ、シート(赤ステッチ入り)など多岐に渡る。ちなみにRSエンブレムは鮮烈なレッド。ボディの基本造形は標準モデルと変わらないが、カラーマジックで精悍さが大幅に向上している。

スポイラー装着

フロントイメージ

 ホンダアクセスから純正アクセサリーとして用意される「実効空力」を引き上げるウイングタイプのリアスポイラー、フロントグリル&ロアーグリルガーニッシュを装着すると、スポーティさと凛々しさは一段とアップ。憧れのタイプRの弟分という印象がグッと高まる。
 もちろん、ホンダのスポーツモデルである、メカニズム関係のリファインも抜かりはない。 ベース車比で手を入れたのは、以下の6点。

1:軽快感のある加速とサウンドを実現する「シングルマス軽量フライホイール」
2:MTを操る醍醐味と気持ちよさを強調する「レブマッチシステム」
3:軽快感、一体感のあるステアフィールを実現する「専用サスペンション&ステアリング」
4:自分好みに設定できる「スポーツ/インディビジュアル・モード」
5:安心のスタビリティ「RS専用サスペンション」
6:しっかり効くブレーキ「RS専用ブレーキ」

インパネ

シート

 どれも、もともとハイレベルのシビックの走りを、一段と高次元に引き上げるアイテムばかり。中でも重量を23%軽量化し、慣性モーメントを30%削減に成功したシングルマス軽量フライホイールと、タイプRの技術を導入した6速MTのレブマッチシステムは、注目ポイント。開発者は「プロドライバーのテクニックを身近にする飛び道具」と説明する。

 もちろんロール剛性を11%高め、ステアリングのトーションバーレートを60%アップしたハンドリングの見直しや、爽快な旋回フィールも抜かりはない。RSはスポーツ派のドライバーの思いに徹底的に寄り添った新グレードである。走り好きのホンダらしい逸品。正式デビューが待ち遠しい。

エンジン

サイド

 従来、MTスポーツの醍醐味をフルに味わおうとすると2シーターのマツダ・ロードスターや、2+2構成のトヨタGR86、SUBARU BRZしかなかったが、シビックRSはフル5シーターのユーティリティとともにMTの走りが満喫できるマルチモデル。家族や仲間とともに、ドライビングの喜びが味わえるのは貴重である。

ホンダ・シビックRS主要諸元

フロント

グレード=シビックRS
トランスミッション=6速MT
全長×全幅×全高=4550×1800×1415mm
ホイールベース=2735mm
トレッド=前1535/後1565mm
車重=未公表
エンジン=1496cc直4DOHC16Vターボ(プレミアム仕様)
最高出力=134kW(182ps)/6000rpm
最大トルク=240Nm/1700-4500rpm
WLTCモード燃費=未公表(燃料タンク容量47リッター)
(WLTC市街地/郊外/高速道路=未公表)
サスペンション=前ストラット/後マルチリンク
ブレーキ=前ベンチレーテッドディスク/後ディスク
タイヤ&ホイール=235/40R18+アルミ
駆動方式=FF
乗車定員=5名
最小回転半径=5.7m

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