新世代ブランドロゴと新しいフロントマスクを纏ったプジョー・リフターが日本デビュー

プジョーの人気MPVのリフターがマイナーチェンジ。新世代ブランドロゴと新しいフロントマスクの採用や機能装備のアップデート、荷室空間の見直し、先進安全運転支援システムの向上などを実施して訴求力をアップ

 Stellantisジャパンは2024年8月22日、SUVテイストを備えたプジョーブランドのMPV「リフター(RIFTER)」をマイナーチェンジし、同日より発売した。車種展開は従来と同様に、2列シート5名乗りの「リフターGT」と、3列シート7名乗りのロングボディバージョンの「リフター ロングGT」をラインアップする。

▲SUVテイストを備えたプジョーブランドのMPV「リフター(RIFTER)」がマイナーチェンジ

▲SUVテイストを備えたプジョーブランドのMPV「リフター(RIFTER)」がマイナーチェンジ

 

車両価格は以下の通り。

リフターGT:448万円

リフター ロングGT:468万円

▲プショー・リフターGT 価格:8SAT448万円 全長4405×全幅1850×全高1855mm ホイールベース2785mm 車重1630kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費18.1km/リットル

▲プショー・リフターGT 価格:8SAT448万円 全長4405×全幅1850×全高1855mm ホイールベース2785mm 車重1630kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費18.1km/リットル

 

 今回の改良は、新世代ブランドロゴと新しいフロントフェイスの採用や機能装備のアップデート、荷室空間の見直し、先進安全運転支援システムの向上などを実施して、フレンチMPVとしての魅力度をより引き上げたことが特徴である。

▲プジョー・リフター ロングGT 価格:8SAT468万円 全長4760×全幅1850×全高1875mm ホイールベース2975mm 車重1700kg 乗車定員7名 WLTCモード燃費18.1km/リットル

▲プジョー・リフター ロングGT 価格:8SAT468万円 全長4760×全幅1850×全高1875mm ホイールベース2975mm 車重1700kg 乗車定員7名 WLTCモード燃費18.1km/リットル

 

 まずエクステリアは、プジョーのシンボルであるライオンのロゴ周りをブラックアウトしたブロック型に刷新し、合わせて3本爪のデイライトもブロック形状に変更して、SUVとしての力強さをより強調したフロントマスクに進化したことがトピック。また、ヘッドライトおよびフォグランプを従来のハロゲンからLEDにアップグレードして、夜間の視認性を格段に向上させた。一方でリアビューでは、幅を広げた新デザインのPEUGEOTレタリングロゴを新採用。これにより視覚的に重心が低くなり、安定感を印象づける後ろ姿を創出する。ボディカラーについては、新色のシルカグリーンのほか、ペルラネラブラック、アイシーホワイトという計3色をラインアップした。

▲フロントマスクはプジョーのシンボルであるライオンのロゴ周りをブラックアウトしたブロック型に刷新し、合わせて3本爪のデイライトもブロック形状に変更して、SUVとしての力強さをより強調する

▲フロントマスクはプジョーのシンボルであるライオンのロゴ周りをブラックアウトしたブロック型に刷新し、合わせて3本爪のデイライトもブロック形状に変更して、SUVとしての力強さをより強調する

▲リアビューでは幅を広げた新デザインのPEUGEOTレタリングロゴを新採用。これにより視覚的に重心が低くなり、安定感を印象づける後ろ姿を創出する

▲リアビューでは幅を広げた新デザインのPEUGEOTレタリングロゴを新採用。これにより視覚的に重心が低くなり、安定感を印象づける後ろ姿を創出する

▲ボディカラーは写真上より新色のシルカグリーンのほか、ペルラネラブラック、アイシーホワイトという計3色を設定

▲ボディカラーは写真上より新色のシルカグリーンのほか、ペルラネラブラック、アイシーホワイトという計3色を設定

 

 内包するインテリアは、中央のタッチスクリーンを従来の8インチから10インチにサイズアップするとともに、インフォテイメントシステムを刷新。OTA(オーバー・ジ・エア)でのソフトウェアアップデートも可能とし、ソフトウェアを常に最新の状態に保つことができる。また、Apple CarPlay/Android Autoに対応したUSBコネクタをType-Cに変更し、さらにメータークラスターを従来のアナログメーターからデジタルメーターに変更するとともにメーター内の表示をドライバーの好みに設定する機能を組み込んで、機能性を向上させた。ステアリングにヒーター機構を新装備して、快適性を高めたことも訴求点である。さらに、インストルメントパネルを従来のブラウンとブラックのツートンからグレーとブラックのツートンに刷新し、合わせてシート表皮にはエンボス加工を施した新意匠のファブリックを張って、キャビン空間の質感を引き上げた。一方で荷室空間に関しては、従来の5名乗りモデルに装備していたマルチパノラミックルーフおよびリアシーリングボックスを省き、リアゲート間口の最大化を実施。これにより、大型の積載物を載せることを可能としている。荷室容量は2列目を倒した状態で5名乗りが2126リットル、7名乗りが2693リットルを確保した。

▲中央のタッチスクリーンを従来の8インチから10インチにサイズアップするとともに、インフォテイメントシステムを刷新。また、Apple CarPlay/Android Autoに対応したUSBコネクタをType-Cに変更し、さらにメータークラスターを従来のアナログメーターからデジタルメーターに変更すると同時にメーター内の表示をドライバーの好みに設定する機能を組み込む。インストルメントパネルはグレーとブラックのツートンに刷新。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲中央のタッチスクリーンを従来の8インチから10インチにサイズアップするとともに、インフォテイメントシステムを刷新。また、Apple CarPlay/Android Autoに対応したUSBコネクタをType-Cに変更し、さらにメータークラスターを従来のアナログメーターからデジタルメーターに変更すると同時にメーター内の表示をドライバーの好みに設定する機能を組み込む。インストルメントパネルはグレーとブラックのツートンに刷新。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲シート表皮にはエンボス加工を施した新意匠のファブリックを張って、キャビン空間の質感をアップ。従来装備していたマルチパノラミックルーフおよびリアシーリングボックスを省いて、リアゲート間口の最大化を図る

▲シート表皮にはエンボス加工を施した新意匠のファブリックを張って、キャビン空間の質感をアップ。従来装備していたマルチパノラミックルーフおよびリアシーリングボックスを省いて、リアゲート間口の最大化を図る

▲ロングは2/3/2名乗車の3列式シートを配備。2座独立の3列目は大人も十分に着座できるレッグスペースとヘッドクリアランスを確保するとともに、スライド機構とフォールディング機構を採用する

▲ロングは2/3/2名乗車の3列式シートを配備。2座独立の3列目は大人も十分に着座できるレッグスペースとヘッドクリアランスを確保するとともに、スライド機構とフォールディング機構を採用する

▲荷室容量は2列目を倒した状態で5名乗りが2126リットル、7名乗りのロングが2693リットルを確保

▲荷室容量は2列目を倒した状態で5名乗りが2126リットル、7名乗りのロングが2693リットルを確保

 

 先進安全運転支援システムの改良を図った点も見逃せない。アクティブクルーズコントロールにはミリ波レーダーを追加し、停止後3秒以内の再発進を可能とする。クルーズコントロール&スピードリミッターのスイッチを従来のステアリングコラムからステアリング上に変更して、より直感的な操作を実現したこともトピックだ。また、右寄りや左寄りなどドライバー任意の位置で車線内のポジションを維持するレーンポジショニングアシスト を新たに設定し、ロングドライブにおけるドライバーの負担軽減を具現化している。

▲アクティブクルーズコントロールにはミリ波レーダーを追加し、停止後3秒以内の再発進を可能とする

▲アクティブクルーズコントロールにはミリ波レーダーを追加し、停止後3秒以内の再発進を可能とする

 

 パワートレインは基本的に共通で、“BlueHDi”1498cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(最高出力130ps/3750rpm、最大トルク300Nm/1750rpm)+EAT8(電子制御8速オートマチックトランスミッション)を搭載して前輪を駆動。また、ノーマルをはじめ悪路走破性を高めたスノー、サンド、マッド、ESC OFFという5つのモードから選択できるアドバンスドグリップコントロール(ヒルディセントコントロール付)を組み込んでいる。

▲パワーユニットには従来と共通の1498cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(130ps)を搭載。走破性を高めるアドバンスドグリップコントロール(ヒルディセントコントロール付)を標準で組み込む

▲パワーユニットには従来と共通の1498cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(130ps)を搭載。走破性を高めるアドバンスドグリップコントロール(ヒルディセントコントロール付)を標準で組み込む

 

SNSでフォローする