フィアットブランドが新型電気自動車「600e」の発売を記念してアニメ「ルパン三世」とタッグを組んだ3つのコラボレーション、「FIAT×LUPIN THE THIRD ORIGINAL STORY」の展開、「500/500C SPECIAL EDITION」の発売、「FIAT×LUPIN THE THIRD」デビューフェアの開催を実施。特設サイトでは歴代のアニメ「ルパン三世」におけるフィアットNuova 500の登場シーンも披露
Stellantisジャパンは2024年9月10日、新型電気自動車「600e(セイチェントイー)」の発売を記念してアニメ「ルパン三世」とタッグを組んだ3つのコラボレーションを実施すると発表した。
アニメ「ルパン三世」のなかでは、フィアットのアイコニックモデルである「Nuova 500」がたびたび登場している。TVアニメでは当初、ルパンの愛車はメルセデス・ベンツSSKだった。しかし、演出を手がけていた当時Aプロダクション在籍の宮崎駿氏が作画監督の大塚康生氏に変更を要請。「ヨーロッパの庶民の足で誰でも描けるクルマの形」という理由から、フィアット500が抜擢されたという。また、同車は大塚氏の当時の愛車だったため、ディテールまで描きやすかったことも採用の理由だった。さらに、宮崎氏が監督・脚本(脚本は山崎晴哉氏と共同)、大塚氏が作画監督を担当した映画『ルパン三世 カリオストロの城』ではボディカラーを淡いイエローに変更し、さらにスーパーチャージャーも組み込んだNuova 500が登場。この映画での500の描写は秀逸で、リア縦置きエンジンのレイアウトやインパネセンター中央に配置した灰皿などもきちっと描かれている。
こうした縁もあって、フィアットブランドはこれまでも「ルパン三世」と日本で様々なコラボレーション企画を実施してきたが、今回は「500」、「500e」および「600e」とのコラボレーションとして、大々的に展開することとなった。
3つのコラボレーションの概要を紹介していこう。
まず、「FIAT×LUPIN THE THIRD ORIGINAL STORY」の展開。「ルパン三世」キャラクターとフィアットの3モデルが登場する、オリジナルの短編小説およびイラストを、特設サイト内で3編に分けて毎月新たに公開する。第1弾では「500」、第2弾では「500e」、第3弾では最新の「600e」が登場する予定だ。
次に、特別仕様車「500/500C SPECIAL EDITION(スペシャルエディション)」の発売。現行モデルの500および500Cをベースに、「ルパン三世」がモチーフのアクセサリー7点、具体的には「FIAT×LUPIN THE THIRD」バッジやチームルパンシルエット リアガラスデカール、「ルパン三世」イラスト入りドリンクホルダープレート、「ルパン三世」シートサイドオーナメント、「FIAT×LUPIN THE THIRD」刺繍入りフロアマット、「FIAT×LUPIN THE THIRD」イラスト入りラゲージフルカバー、1/24サイズ FIAT 500F 1995 イエローミニカーを特別装備する。車両価格は259~344万円の設定だ。
そして、「FIAT×LUPIN THE THIRD」デビューフェアの開催(プレゼントキャンペーン応募期間:9月10日~10月6日、デビューフェア実施期間:10月5日~6日、9月10日~10月6日)。フィアットブランドとアニメ「ルパン三世」のコラボレーションを記念した特別なフェアで、特設サイトより申し込みの上、全国のフィアット正規ディーラーへの来場で「ルパン三世 オリジナルキーホルダー」を贈呈。また、特設サイトからの応募で、抽選20名にルパン三世 PART1の衣装をイメージした色合いに“ごくろうさんマーク”を入れた「ルパン三世 マルチクリアケース」をプレゼントするという。
なお、特設サイトでは歴代のルパン三世におけるNuova 500の登場シーンを「HISTORIC GALLERY」として披露。TVシリーズ「PART1 第16話:宝石横取り作戦」「PART1 第19話:どっちが勝つか三代目!」「PART1 第23話:黄金の大勝負!」「PART2 第155話:さらば愛しきルパンよ」「PART3 第49話:父っつあんが養子になった日」「TVスペシャルシリーズ第25作:ルパン三世 イタリアン・ゲーム」「PART5 オープニング」「PART5 第1話:地下塔(ツインタワー)の少女」「PART6 オープニング」「PART6 第14話:蜃気楼の女たち」「PART6 第21話:うたかたの島へようこそ」や、映画『ルパン三世 カリオストロの城』におけるルパンファミリーとNuova 500の印象的な場面を、解説付きで紹介している。