エンジンの出力向上と機能装備のバージョンアップを果たしたBMW M3のセダンとツーリングが日本上陸

BMWがMハイパフォーマンスモデルの「M3 Competition M xDrive」と「M3 Competition M xDrive Touring」をマイナーチェンジ。パワートレインには従来比で20psアップの最高出力530psを発生する3リットル直列6気筒DOHC直噴Mツインパワーターボガソリンエンジンを搭載。アダプティブLEDヘッドライトの採用など機能装備のアップグレードも実施

 BMWジャパンは2024年9月10日、3シリーズのMハイパフォーマンスモデルに位置する「M3 Competition M xDrive(エムスリー・コンペティション・エム・エックスドライブ)」と「M3 Competition M xDrive Touring(エムスリー・コンペティション・エム・エックスドライブ・ツーリング)」の一部改良を実施し、同日より発売した。

▲BMW M3 Competition M xDrive 価格:8SAT1430万円 全長4805×全幅1905×全高1435mm ホイールベース2855mm 車重1800kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費9.8km/リットル

▲BMW M3 Competition M xDrive 価格:8SAT1430万円 全長4805×全幅1905×全高1435mm ホイールベース2855mm 車重1800kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費9.8km/リットル

 

車両価格は以下の通り。

M3 Competition M xDrive:1430万円

M3 Competition M xDrive Touring:1440万円

ユーザーへの納車は本年10月からを予定している。

▲BMW M3 Competition M xDrive Touring 価格:8SAT1440万円 全長4805×全幅1905×全高1450mm ホイールベース2855mm 車重1860kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費9.6km/リットル

▲BMW M3 Competition M xDrive Touring 価格:8SAT1440万円 全長4805×全幅1905×全高1450mm ホイールベース2855mm 車重1860kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費9.6km/リットル

 

 今回の改良は、搭載エンジンの出力向上を図るとともに機能装備のバージョンアップを実施して、ハイパフォーマンスセダン&ワゴンとしての魅力度をよりいっそう高めたことが特徴である。

 まず搭載エンジンに関しては、2992cc直列6気筒DOHC直噴Mツインパワーターボガソリンエンジンの最高出力を従来の510ps/6250rpmから530ps/6250rpmへとアップ。最大トルクの数値は650Nmと共通だが、発生回転数は従来の2750~5500rpmから2750~5730rpmへと拡大する。トランスミッションには専用セッティングの8速Mステップトロニック(Drivelogic付)を組み合わせ、駆動機構にはインテリジェント4輪駆動システムのBMW xDriveとアクティブMディファレンシャルをベースとして、Mモデル専用に開発した「ドライビング・ダイナミクス・コントロール」によって制御されるM xDriveを採用。さらに、車両の安定走行をサポートするDSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)も組み込んでいる。

▲2992cc直列6気筒DOHC直噴Mツインパワーターボガソリンエンジンの最高出力を従来の510ps/6250rpmから530ps/6250rpmへとアップ

▲2992cc直列6気筒DOHC直噴Mツインパワーターボガソリンエンジンの最高出力を従来の510ps/6250rpmから530ps/6250rpmへとアップ

 

 シャシー面では、アルミニウム合金製ダブルジョイントスプリングストラット式フロントサスおよびマルチリンク式リアサスに、専用セッティングのアダプティブMサスペンションを採用。制動機構にはMコンパウンドブレーキを標準で、Mカーボンセラミックブレーキをオプションで設定する。シューズには前9.5J×19/後10.5J×20 M鍛造アルミホイール・ダブルスポーク・スタイリング826M(ブラック)+前275/35R19/後285/30R20タイヤを装着した。

▲M xDriveはインテリジェント4輪駆動システムのBMW xDriveとアクティブMディファレンシャルをベースとして、Mモデル専用に開発した「ドライビング・ダイナミクス・コントロール」によって制御される

▲M xDriveはインテリジェント4輪駆動システムのBMW xDriveとアクティブMディファレンシャルをベースとして、Mモデル専用に開発した「ドライビング・ダイナミクス・コントロール」によって制御される

 

 エクステリアについては、従来と同様に空力性能や冷却効率を高めるM専用パーツを随所に採用する。フロント部にはフレームレスでダブルブラックバーを配した縦型の大型キドニーグリルや大型エアインテークを配したバンパーを、サイドセクションにはMモデル専用デザインのサイドギルやサイドミラーを、リアセクションにはMディフューザーやブラック仕上げのMデュアルエキゾーストテールパイプ、Mリアスポイラーを装備。また、フロント部には精悍な印象を与えるとともに照射範囲を拡大したアダプティブLEDヘッドライトを標準で組み込む。さらに、トップ部にはブラック仕上げのルーフとMハイグロスシャドーライン・ルーフレール(ツーリング)を配備。リアのM3ロゴもシルバーボーダーを配した新デザインに変更した。

▲フロント部にはフレームレスでダブルブラックバーを配した縦型の大型キドニーグリルや大型エアインテークを配したバンパーを採用。照射範囲を拡大したアダプティブLEDヘッドライトを標準で組み込む

▲フロント部にはフレームレスでダブルブラックバーを配した縦型の大型キドニーグリルや大型エアインテークを配したバンパーを採用。照射範囲を拡大したアダプティブLEDヘッドライトを標準で組み込む

▲Mモデル専用デザインのサイドギルやサイドミラー、リアスポイラーを配備

▲Mモデル専用デザインのサイドギルやサイドミラー、リアスポイラーを配備

▲ツーリングはハイグロスブラック仕上げのルーフレールを装着

▲ツーリングはハイグロスブラック仕上げのルーフレールを装着

▲Mディフューザーやブラック仕上げのMデュアルエキゾーストテールパイプを装備。リアのM3ロゴはシルバーボーダーを配した新デザインに変更

▲Mディフューザーやブラック仕上げのMデュアルエキゾーストテールパイプを装備。リアのM3ロゴはシルバーボーダーを配した新デザインに変更

 

 内包するインテリアは、M3ロゴイルミネーションを配したレザーメリノ表皮スポーツシートやMシートベルト、Mロゴが輝くドアシル、Mモデル専用にデザインしたメーターパネル、新造形のM専用ステアリングホイールなどを採用することで、車内にいても昂揚感が高まるキャビン空間を創出。また、BMWカーブドディスプレイ・12.3インチマルチディスプレイ・メーターパネル/タッチパネル機能付きBMWカーブドディスプレイ・14.9インチワイドコントロールディスプレイ、ARビュー、ナビゲーションシステム、リアルタイムトラフィックインフォメーション、BMWインテリジェントパーソナルアシスタント(AI音声会話システム)で構成するBMWライブコックピット・プロフェッショナルや、スマートフォンインテグレーション、ワイヤレスチャージングなども標準で採用している。

▲新造形のM専用ステアリングホイールやMシートベルト、Mロゴが輝くドアシル、Mモデル専用にデザインしたメーターパネルなどを採用することで、車内にいても昂揚感が高まるキャビン空間を創出。写真はセダンのM3 Competition M xDrive Touringの内装で、日本導入モデルのハンドル位置は右

▲新造形のM専用ステアリングホイールやMシートベルト、Mロゴが輝くドアシル、Mモデル専用にデザインしたメーターパネルなどを採用することで、車内にいても昂揚感が高まるキャビン空間を創出。写真はセダンのM3 Competition M xDrive Touringの内装で、日本導入モデルのハンドル位置は右

▲Mスポーツシート(電動調節機能、運転席メモリー機能付)を標準装備。Mカーボンバケットシートはオプションで選択可

▲Mスポーツシート(電動調節機能、運転席メモリー機能付)を標準装備。Mカーボンバケットシートはオプションで選択可

▲BMWカーブドディスプレイ・12.3インチマルチディスプレイ・メーターパネル/タッチパネル機能付きBMWカーブドディスプレイ・14.9インチワイドコントロールディスプレイ、ARビュー、ナビゲーションシステム、リアルタイムトラフィックインフォメーション、BMWインテリジェントパーソナルアシスタント(AI音声会話システム)で構成するBMWライブコックピット・プロフェッショナルを標準装備。写真はM3 Competition M xDrive Touringの内装で、日本導入モデルのハンドル位置は右

▲BMWカーブドディスプレイ・12.3インチマルチディスプレイ・メーターパネル/タッチパネル機能付きBMWカーブドディスプレイ・14.9インチワイドコントロールディスプレイ、ARビュー、ナビゲーションシステム、リアルタイムトラフィックインフォメーション、BMWインテリジェントパーソナルアシスタント(AI音声会話システム)で構成するBMWライブコックピット・プロフェッショナルを標準装備。写真はM3 Competition M xDrive Touringの内装で、日本導入モデルのハンドル位置は右

▲シートは多様なカラーおよびマテリアルが選択可。写真はシルバーストーン/ブラックのレザーメリノ表皮Mカーボンバケットシート

▲シートは多様なカラーおよびマテリアルが選択可。写真はシルバーストーン/ブラックのレザーメリノ表皮Mカーボンバケットシート

 

 先進安全装備についても最新世代のシステムを導入し、高性能3眼カメラ&レーダーや高性能プロセッサーによる高い解析能力によって、より精度と正確性が向上した最先端の運転支援システムのドライビング・アシスト・プロフェッショナルを標準で装備。また、パーキングアシストやBMWヘッドアップディスプレイ、ハンズオフ機能付き渋滞運転支援システムなども採用する。ほかにも、BMWオペレーティングシステム8.5やアラームシステム(My BMWアプリ通知機能付)、BMWデジタルキーなどを配備して利便性を高めている。

 

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