新世代のブランドロゴと新しいフロントフェイスを纏った改良版シトロエン・ベルランゴが日本上陸

シトロエンの人気MPVのベルランゴがマイナーチェンジ。エクステリアでは新世代の“ダブルシェブロン”ブランドロゴや新しいフロントフェイス、サイドエアバンプおよびカラーアクセントを採用し、インテリアでは内装カラーの刷新やタッチスクリーンの拡大、インフォテイメントシステムのアップデート、デジタルメーターの導入などを実施。新モデルの日本発売を記念した特別仕様車「ベルランゴ マックス XTRローンチエディション」も設定

 Stellantisジャパンは2024年10月4日、シトロエンのベストセラーMPVであるベルランゴのマイナーチェンジモデルを発表し、合わせて新モデルの日本発売を記念した特別仕様車の「ベルランゴ マックス XTRローンチエディション」を設定して、同日より発売した。

▲シトロエン・ベルランゴ マックス BlueHDi(5シート) 価格:439万円 全長4405×全幅1850×全高1830mm ホイールベース2785mm 車重1600kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費18.1km/リットル

▲シトロエン・ベルランゴ マックス BlueHDi(5シート) 価格:439万円 全長4405×全幅1850×全高1830mm ホイールベース2785mm 車重1600kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費18.1km/リットル

 

車種展開および車両価格は以下の通り。

ベルランゴ マックス BlueHDi(5シート):439万円

ベルランゴ マックス XTRローンチエディション BlueHDi(5シート):457万2500円

ベルランゴ ロング マックス BlueHDi(7シート):457万円

▲シトロエン・ベルランゴ ロング マックス BlueHDi(7シート) 価格:457万円 全長4770×全幅1850×全高1850mm ホイールベース2975mm 乗車定員7名 WLTCモード燃費18.1km/リットル

▲シトロエン・ベルランゴ ロング マックス BlueHDi(7シート) 価格:457万円 全長4770×全幅1850×全高1850mm ホイールベース2975mm 乗車定員7名 WLTCモード燃費18.1km/リットル

 

 今回の改良は、エクステリアに新世代のブランドロゴや新しいフロントフェイス、サイドエアバンプおよびカラーアクセントを採用し、インテリアでは内装カラーの刷新やタッチスクリーンの拡大、インフォテイメントシステムのアップデート、デジタルメーターの導入などを実施して、シトロエンならではのMPVのキャラクターをより際立たせたことが特徴である。

▲シトロエン・ベルランゴ マックス XTRローンチエディション BlueHDi(5シート) 価格:457万2500円 全長4405×全幅1850×全高1830mm ホイールベース2785mm 車重1630kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費18.1km/リットル

▲シトロエン・ベルランゴ マックス XTRローンチエディション BlueHDi(5シート) 価格:457万2500円 全長4405×全幅1850×全高1830mm ホイールベース2785mm 車重1630kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費18.1km/リットル

 

 まずエクステリアでは、2022年開催のパリモーターショーで発表した「Oli concept(オリ コンセプト)」の流れを汲む次世代シトロエンデザインを随所に採用したことがトピックだ。フロント部には、シトロエン創業時のロゴをオマージュした新しい“ダブルシェブロン”ロゴをセンターに配備。また、中央から波紋のように広がるブラック模様パネルや、3枚のパーツで構成した新デザインのLEDヘッドライト/LEDデイタイムランニングライトを装着して、先進的かつ印象的なマスクを創出する。一方、サイドビューではドア部にサイドエアバンプとホワイトのカラーアクセントを採用。ドア周りの表情を引き締めるとともに、車体を効果的に保護する。ボディカラーは新色のブルーキアマおよびグリーンシルカに、従来色のブランイシを加えた計3色の展開とした。

▲シトロエン創業時のロゴをオマージュした新しい“ダブルシェブロン”ロゴをセンターに配備

▲シトロエン創業時のロゴをオマージュした新しい“ダブルシェブロン”ロゴをセンターに配備

▲3枚のパーツで構成した新デザインのLEDヘッドライト/LEDデイタイムランニングライトを装着

▲3枚のパーツで構成した新デザインのLEDヘッドライト/LEDデイタイムランニングライトを装着

▲ベルランゴ マックス(写真・上)とベルランゴ ロング マックス(同・下)ともにドア部にサイドエアバンプとホワイトのカラーアクセントを採用

▲ベルランゴ マックス(写真・上)とベルランゴ ロング マックス(同・下)ともにドア部にサイドエアバンプとホワイトのカラーアクセントを採用

▲ボディカラーは写真上よりブルーキアマ、グリーンシルカ、ブランイシの計3色をラインアップ

▲ボディカラーは写真上よりブルーキアマ、グリーンシルカ、ブランイシの計3色をラインアップ

 

 インテリアについては、ブラック色で統一したダッシュボードにグレー色のセンターコンソールおよびドアハンドルなどを組み合わせて、シックかつ落ち着いた雰囲気のコクピットを実現。また、中央のタッチスクリーンは従来の8インチから10インチにサイズアップする。インフォテイメントシステムも刷新し、オーナー自身で車両のソフトウェアアップデートを可能とした。さらに、Apple CarPlay/Android Autoに対応したType-CのUSBコネクタも設定する。合わせて、メーターパネルを従来のアナログメーターからデジタルメーターに変更。メーター内の表示をドライバーの好みに設定することもできる。ステアリングホイールをわずかに楕円形状とした2スポークタイプに換装したことも注目点で、操作性のさらなる向上を実現。また、ステアリングヒーターを内蔵して冬季の快適性を高めた。

▲ブラック色で統一したダッシュボードにグレー色のセンターコンソールおよびドアハンドルなどを組み合わせて、シックかつ落ち着いた雰囲気のコクピットを創出。ステアリングホイールはわずかに楕円形状とした2スポークタイプに換装する。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲ブラック色で統一したダッシュボードにグレー色のセンターコンソールおよびドアハンドルなどを組み合わせて、シックかつ落ち着いた雰囲気のコクピットを創出。ステアリングホイールはわずかに楕円形状とした2スポークタイプに換装する。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲中央のタッチスクリーンは従来の8インチから10インチにサイズアップ。メーターパネルも従来のアナログメーターからデジタルメーターに変更する

▲中央のタッチスクリーンは従来の8インチから10インチにサイズアップ。メーターパネルも従来のアナログメーターからデジタルメーターに変更する

 

 キャビン空間に関しては、従来と同様に2列式シートの5名乗りと、3列式シートの7名乗り(ロング)を設定し、シート表皮にはブラック、グレー、ホワイトを基調としたファブリックを採用。合わせて、2列目にはフォールディング機構付きの3座独立シートを、ロングの3列目にはフォールディング/脱着/前後スライド機構付きの2座独立シートを配備した。また、5名乗りは車内に開放感をもたらすガラスルーフと多機能ルーフストレージをひとつにした「Modutop(モジュトップ)」を従来モデルに引き続いて採用する。一方で7名乗りはModutopを省略することで2列目以降のキャビン空間を最大化し、2列目シートを畳んだ際の最大ラゲッジ容量は2693リットルを確保。さらに、助手席を畳むことでサーフボードなどの長尺物が積載可能な3060mmのスペースを実現した。そして、5名乗りと7名乗りともにリアオープニングガラスハッチを装備。リアゲート全体を開けなくても、ラゲッジの荷物を出し入れすることを可能としている。

▲2列式シートの5名乗りはシート表皮にブラック、グレー、ホワイトを基調としたファブリックを採用。2列目にはフォールディング機構付きの3座独立シートを装備

▲2列式シートの5名乗りはシート表皮にブラック、グレー、ホワイトを基調としたファブリックを採用。2列目にはフォールディング機構付きの3座独立シートを装備

▲5名乗りは車内に開放感をもたらすガラスルーフと多機能ルーフストレージをひとつにした「Modutop(モジュトップ)」を従来モデルに引き続いて採用

▲5名乗りは車内に開放感をもたらすガラスルーフと多機能ルーフストレージをひとつにした「Modutop(モジュトップ)」を従来モデルに引き続いて採用

▲3列式シートの7名乗り(ロング)もシート表皮にブラック、グレー、ホワイトを基調としたファブリックを採用。2列目にはフォールディング機構付きの3座独立シートを、3列目にはフォールディング/脱着/前後スライド機構付きの2座独立シートを配備する

▲3列式シートの7名乗り(ロング)もシート表皮にブラック、グレー、ホワイトを基調としたファブリックを採用。2列目にはフォールディング機構付きの3座独立シートを、3列目にはフォールディング/脱着/前後スライド機構付きの2座独立シートを配備する

 

 運転支援機能のアップデートを図った点も見逃せない。アクティブクルーズコントロールはミリ波レーダーの追加により性能が向上。停止後3秒以内の再発進も可能とする。また、右寄りや左寄りなどドライバー任意の位置で車線内のポジションを維持するレーンポジショニングアシストを新たに設定し、ロングドライブにおけるドライバーの負担を軽減。さらに、クルーズコントロール&スピードリミッターのスイッチを従来のステアリングコラムからステアリング上に移設して、より直感的な操作を実現した。

▲アクティブクルーズコントロールはミリ波レーダーの追加により性能が向上。右寄りや左寄りなどドライバー任意の位置で車線内のポジションを維持するレーンポジショニングアシストも新たに設定する

▲アクティブクルーズコントロールはミリ波レーダーの追加により性能が向上。右寄りや左寄りなどドライバー任意の位置で車線内のポジションを維持するレーンポジショニングアシストも新たに設定する

 

 特別仕様車「ベルランゴ マックス XTRローンチエディション」の概要に話を移そう。エクステリアではボディカラーにブルーキアマを纏ったうえで、アンダーガード風デコレーション(フロント&リア)やレッドのカラーアクセント、XTRバッジを特別装備。足もとには通常モデルの16インチアロイホイール+205/60R16タイヤに対して、17インチアロイホイール+205/55R17タイヤを組み込む。一方でインテリアには、専用色“Blue Chine”のダッシュボードやレッドのアクセントを入れた専用表皮の前席アドバンストコンフォートシートを特別装備した。

▲特別仕様車のベルランゴ マックス XTRローンチエディションはボディカラーにブルーキアマを纏ったうえで、アンダーガード風デコレーション(フロント&リア)やレッドのカラーアクセントを特別装備。足もとには17インチアロイホイール+205/55R17タイヤを組み込む

▲特別仕様車のベルランゴ マックス XTRローンチエディションはボディカラーにブルーキアマを纏ったうえで、アンダーガード風デコレーション(フロント&リア)やレッドのカラーアクセントを特別装備。足もとには17インチアロイホイール+205/55R17タイヤを組み込む

▲フロントドア部にXTRバッジを装着

▲フロントドア部にXTRバッジを装着

▲専用色“Blue Chine”のダッシュボードやレッドのアクセントを入れた専用表皮の前席アドバンストコンフォートシートを特別装備。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲専用色“Blue Chine”のダッシュボードやレッドのアクセントを入れた専用表皮の前席アドバンストコンフォートシートを特別装備。日本導入モデルのハンドル位置は右

 

 パワートレインは基本的に従来を踏襲し、全モデルで“BlueHDi”1498cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(最高出力130ps/3750rpm、最大トルク300Nm/1750rpm)+EAT8(電子制御8速オートマチックトランスミッション)を搭載している。

▲パワートレインは全モデルで“BlueHDi”1498cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(130ps/300Nm)+EAT8を搭載

▲パワートレインは全モデルで“BlueHDi”1498cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(130ps/300Nm)+EAT8を搭載

 

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