北米の2大耐久レースでクラス優勝を飾ったウラカンGT3 EVOを称える記念限定車が初公開

ランボルギーニが36台限定生産のスペシャルモデル「ウラカンEVO GTセレブレーション」を発表

 伊ランボルギーニは8月16日(現地時間)、米国カリフォルニア州モントレーで開催されたモントレー・カー・ウィークにおいて、2年連続でデイトナ24時間レースとセブリング12時間レースでクラス優勝を収めたウラカンGT3 EVOを称えるリミテッドエディション「ウラカンEVO GTセレブレーション(Huracán Evo GT Celebration)」を公開した。生産台数は2レースの合計時間にちなんで36台の限定としている。

Huracan_EVO_GT1.jpg▲ランボルギーニ・ウラカンEVO GTセレブレーション 2年連続でデイトナ24時間レースとセブリング12時間レースでクラス優勝を収めたウラカンGT3 EVOを称える記念限定車だ。生産台数は36台

 ウラカンEVO GTセレブレーションは、ウラカンEVOをベースに、スペシャルな3種類のボディカラーと、3種類のインテリアカラーを設定する。製作はランボルギーニのデザインチームであるチェントロ・スティーレの協力のもと、同社のオーダーメイドサービスを手がけるアドペルソナムが担当した。

Huracan_EVO_GT2.jpg▲今回公開されウラカンEVO GTセレブレーションはGRTグラッサー・レーシング・チームの車体色を彷彿させるVerde Egeria(グリーン)とArancio Aten(オレンジ)を組み合わせたボディカラーで彩られる

 エクステリアについては、レースマシンのカーナンバーにインスピレーションを受けた、六角形のなかに数字の"11"が入るロゴアレンジをドアとフロントフードに取り入れ、またカラーブレーキキャリパーや20インチのセンターロック式ホイールを組み込むことで、 レーシングカーの要素を際立たせる。リクエストがあれば、イタリアと米国の国旗に囲まれたランボルギーニ・スクアドラ・コルセのエンブレムをルーフに、月桂樹の冠をリアフェンダーに描くことも可能だ。さらに、サイドメンバーには"DAYTONA 24h""SEBRING 12h"のプレートが飾られ、ドライバー側のBピラーには36台中の1台であることを示すカーボンファイバーのプレートが装着される。

Huracan_EVO_GT3.jpg▲レースマシンのカーナンバーにインスピレーションを受けた、六角形のなかに数字の"11"が入るロゴデザインをドアとフロントフードに取り入れる

 インテリアに関しては、外装カラーと同色のステッチを施したアルカンターラ素材を導入したことが訴求点。また、ウラカンEVO GTセレブレーションで初採用となる新デザインのレース仕様シートやエンブレム・国旗・月桂樹の冠が描かれた六角形のプレートなど、スペシャルなパーツを随所に採用する。パワーユニットはベース車と基本的に共通で、自然吸気の5204cc・V型10気筒DOHCエンジン(640ps)をミッドシップ搭載した。

Huracan_EVO_GT4.jpg▲ボディカラーのオレンジとコーディネートしたアルカンターラ表地の新デザインレーシングシートやオレンジのシートベルトなどを装備

 今回公開されたウラカンEVO GTセレブレーションは、ポール・ミラー・レーシングとともにランボルギーニに4つの勝利をもたらしたGRTグラッサー・レーシング・チームの車体色を彷彿させる、Verde Egeria(グリーン)とArancio Aten(オレンジ)を組み合わせたボディカラーで彩られる。また、ボディカラーのオレンジとコーディネートしたアルカンターラ表地の新デザインレーシングシートやオレンジのシートベルトなどを装備し、特別感をいっそう高めていた。

 なお、ウラカンEVO GTセレブレーションは北米市場の限定販売で、2020年初頭にデリバリーを開始する見込み。日本での販売は、現在のところ予定されていない。

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