アップデートしたポルシェ・タイカンに「タイカンGTS」と「タイカン4」を設定

ポルシェがバージョンアップした高性能EVスポーツモデル「タイカン」の新グレード「タイカンGTS」と「タイカン4」の日本における予約受注を開始。グランツーリスモスポーツモデルのタイカンGTSは総出力515kW/790Nmを発生する前後モーターにパフォーマンスバッテリープラスを搭載して一充電航続距離628kmを、4輪駆動のエントリーモデルのタイカン4は総出力300kW/585Nmを発生する前後モーターにパフォーマンスバッテリーを搭載して一充電航続距離559kmを実現

 ポルシェ ジャパンは2024年11月13日、フル電動EVスポーツモデルのタイカン(Taycan)にグランツーリスモスポーツモデルの「タイカンGTS」と4輪駆動のエントリーモデルの「タイカン4」を設定し、同日より予約受注を開始した。

▲ポルシェ・タイカン ターボGTS 価格:1952万円 全長4963×全幅1966×全高1381mm ホイールベース2900mm 空車重量(DIN)2285kg 写真はオプションの21インチ RS Spyder Design ホイール装着車で、ボディカラーはカーマインレッド

▲ポルシェ・タイカン ターボGTS 価格:1952万円 全長4963×全幅1966×全高1381mm ホイールベース2900mm 空車重量(DIN)2285kg 写真はオプションの21インチ RS Spyder Design ホイール装着車で、ボディカラーはカーマインレッド

 

車両価格は以下の通り。

タイカンGTS:1952万円

タイカン4:1416万円

▲ポルシェ・タイカン4 価格:1416万円 全長4963×全幅1966×全高1379mm ホイールベース2900mm 空車重量(DIN)2170kg 写真はSportDesignパッケージおよび21インチ Mission E Design ホイール装着車で、ボディカラーはシェードグリーンメタリック

▲ポルシェ・タイカン4 価格:1416万円 全長4963×全幅1966×全高1379mm ホイールベース2900mm 空車重量(DIN)2170kg 写真はSportDesignパッケージおよび21インチ Mission E Design ホイール装着車で、ボディカラーはシェードグリーンメタリック

 

 注目のパワートレインから見ていこう。まずタイカンGTSは、ローンチコントロール使用時で従来比75kWアップの最高出力515kW(700ps)、最大トルク790Nmを発生する前後モーターに、33個のセルモジュールを配して総電力量93.4kWhを確保したリチウムイオン電池のパフォーマンスバッテリープラスおよび800Vの電圧システムを搭載。標準装備のスポーツクロノパッケージには新しいプッシュトゥパス機能を組み込み、ボタンにタッチするだけで最大70kWのブーストを10秒間呼び出すことができる。一充電航続距離は欧州WLTPモードで従来より124km向上した628kmを実現。性能面では、0→100km/h加速が従来比で0.4秒速い3.3秒、最高速度が250km/hを成し遂げた。また、GTSの爽快なキャラクターを表現するために、タイカン ターボSに似た特徴的なサウンド特性を付与する。

 シャシー面については、ポルシェアクティブサスペンションマネジメント(PASM)を含むアダプティブエアサスペンションやポルシェトルクベクトリングプラス(PTVプラス)を標準で採用。また、GTS専用チューニングを施したポルシェアクティブライドサスペンション コントロールシステムや、旋回性能を高めるリアアクスルステアリングをオプションで用意する。足もとには20インチTaycan Turbo S Aero Designホイールを標準で、21インチRS Spyder Designホイールなどをオプションで設定した。

▲タイカンGTSはパワートレインにローンチコントロール使用時で従来比75kWアップの最高出力515kW、最大トルク790Nmを発生する前後モーターに、総電力量93.4kWhを確保したパフォーマンスバッテリープラスおよび800Vの電圧システムを搭載。一充電航続距離は欧州WLTPモードで従来より124km向上した628kmを実現

▲タイカンGTSはパワートレインにローンチコントロール使用時で従来比75kWアップの最高出力515kW、最大トルク790Nmを発生する前後モーターに、総電力量93.4kWhを確保したパフォーマンスバッテリープラスおよび800Vの電圧システムを搭載。一充電航続距離は欧州WLTPモードで従来より124km向上した628kmを実現

▲GTS専用にチューニングしたポルシェアクティブライドサスペンション コントロールシステムを装備

▲GTS専用にチューニングしたポルシェアクティブライドサスペンション コントロールシステムを装備

 

 一方でタイカン4のパワートレインには、総出力300kW(408ps)/585Nmを発生する前後モーターに、28個のセルモジュールを配して総電力量79.2kWhを確保したリチウムイオン電池のパフォーマンスバッテリーを搭載。総電力量93.4kWhのパフォーマンスバッテリープラスもオプションで選択できる。一充電航続距離は欧州WLTPモードで559km(パフォーマンスバッテリープラス選択時は643km)を実現。性能面では、0→100km/h加速が4.6秒、最高速度が230km/hを達成した。

 シャシー面に関しては、ポルシェトラクションマネジメント(PTM)とポルシェアクティブサスペンションマネジメント(PASM)を備えたアダプティブエアサスペンションを標準で採用。足もとには19インチTaycan Aeroホイールとブラック塗装のブレーキキャリパーを標準で組み込んでいる。

▲タイカン4はパワートレインに総出力300kW/585Nmを発生する前後モーターに、総電力量79.2kWhを確保したパフォーマンスバッテリーを搭載。一充電航続距離は欧州WLTPモードで559kmを実現

▲タイカン4はパワートレインに総出力300kW/585Nmを発生する前後モーターに、総電力量79.2kWhを確保したパフォーマンスバッテリーを搭載。一充電航続距離は欧州WLTPモードで559kmを実現

▲充電はAC普通充電とCHAdeMO方式のDC急速充電に対応

▲充電はAC普通充電とCHAdeMO方式のDC急速充電に対応

 

 デザイン面に話を移そう。GTSのエクステリアは車名の“Gran Turismo Sport”を強調するように、スポーティさと大胆な力強さをアピール。ブラックおよびアンスラサイトグレーのディテールや、ハイグロスブラックのインレイを備えたスポーツデザインの新しいフロントおよびリアエプロン、同じくハイグロスブラックをベースに入れたドアミラーなど、専用アレンジのスポーツデザインパッケージを標準で装備する。ヘッドライトはマトリックスLEDヘッドライトを標準で、HDマトリックスLEDヘッドライトをオプションで設定した。一方で内装については、エクステンデッドレザーアイテム付きRace-Texインテリアを標準で採用して、上質かつスポーティなキャビン空間を創出。また、モードスイッチとステアリングヒーターを備えたGTマルチファンクションスポーツステアリングホイールや、プッシュトゥパス機能とサーキットモードを含むスポーツクロノパッケージ、“Taycan GTS”ロゴをあしらったメーターパネル/パワーメーター/スタートグラフィック、同じく“Taycan GTS”ロゴを刻んだドアシルプレート、BOSEサラウンドサウンドシステムなども装備する。オプションでカーマインレッドまたはスレートグレーネオのアクセントを配したRace-Tex のGTSインテリアパッケージや、スムーズレザーインテリア、クラブレザーインテリアなども選択可能だ。さらに、前席にはメモリーパッケージ付のアダプティブスポーツシート(18way電動調節)を装着。4+1シート仕様はオプションで用意している。

▲タイカンGTSはブラックおよびアンスラサイトグレーのディテールや、ハイグロスブラックのインレイを備えたスポーツデザインの新しいフロントおよびリアエプロン、同じくハイグロスブラックをベースに入れたドアミラーなど、専用アレンジのスポーツデザインパッケージを標準で装備する

▲タイカンGTSはブラックおよびアンスラサイトグレーのディテールや、ハイグロスブラックのインレイを備えたスポーツデザインの新しいフロントおよびリアエプロン、同じくハイグロスブラックをベースに入れたドアミラーなど、専用アレンジのスポーツデザインパッケージを標準で装備する

▲エクステンデッドレザーアイテム付きRace-Texインテリアを標準で採用して、上質かつスポーティなキャビン空間を創出。写真はカーマインレッドのアクセントを配したRace-Tex のGTSインテリアパッケージ装着車。ハンドル位置は右と左の選択が可能

▲エクステンデッドレザーアイテム付きRace-Texインテリアを標準で採用して、上質かつスポーティなキャビン空間を創出。写真はカーマインレッドのアクセントを配したRace-Tex のGTSインテリアパッケージ装着車。ハンドル位置は右と左の選択が可能

▲“Taycan GTS”ロゴを刻んだドアシルプレートを配備

▲“Taycan GTS”ロゴを刻んだドアシルプレートを配備

▲前席にはメモリーパッケージ付のアダプティブスポーツシート(18way電動調節)を装着

▲前席にはメモリーパッケージ付のアダプティブスポーツシート(18way電動調節)を装着

 

 タイカン4のエクステリアについては、本年2月にマイナーチェンジしたタイカンと同様、新しいマトリックスLEDヘッドライト(HDマトリックスLEDヘッドライトはオプション設定)とバンパー、LEDテールライトなどを備えた新世代のフロントマスクおよびリアエンドなどを採用して、タイカンならではの滑らかで純粋なスタイリングを構築する。一方で内装には、ブラック/スレートグレー/ブラック&チョークベージュ2トーンのパーシャルレザーインテリアや“Taycan4”ロゴを刻んだドアシルプレートなどを標準装備。オプションでレザーフリーインテリアやレザーインテリア、クラブレザーインテリも選択できる。また、前席にはコンフォートシート(8way電動調整)を装着。4+1シート仕様はオプションで設定している。

▲タイカン4は本年2月にマイナーチェンジしたタイカンと同様、新しいマトリックスLEDヘッドライトとバンパー、LEDテールライトなどを備えた新世代のフロントマスクおよびリアエンドなどを採用して、タイカンならではの滑らかで純粋なスタイリングを構築する

▲タイカン4は本年2月にマイナーチェンジしたタイカンと同様、新しいマトリックスLEDヘッドライトとバンパー、LEDテールライトなどを備えた新世代のフロントマスクおよびリアエンドなどを採用して、タイカンならではの滑らかで純粋なスタイリングを構築する

▲内装にはブラック(写真)/スレートグレー/ブラック&チョークベージュ2トーンのパーシャルレザーインテリアを標準で採用。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲内装にはブラック(写真)/スレートグレー/ブラック&チョークベージュ2トーンのパーシャルレザーインテリアを標準で採用。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲“Taycan4”ロゴを刻んだドアシルプレートを装備

▲“Taycan4”ロゴを刻んだドアシルプレートを装備

▲前席にはコンフォートシート(8way電動調整)を装着。4+1シート仕様はオプションで選択可

▲前席にはコンフォートシート(8way電動調整)を装着。4+1シート仕様はオプションで選択可

 

 なお、今回タイカンGTSとタイカン4を追加したことによって、タイカン・シリーズは計11のバリエーションとなり、新世代フル電動スポーツカーのタイカン・ファミリーが完成したこととなる。

▲タイカンGTS(写真・上)とタイカン4(同・下)の追加によって、新世代タイカン・シリーズは計11のワイドバリエーションとなる

▲タイカンGTS(写真・上)とタイカン4(同・下)の追加によって、新世代タイカン・シリーズは計11のワイドバリエーションとなる

 

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