SUBARUは1月9日、BRZの特別仕様車「STI Sport PURPLE EDITION」を200台限定で発表。東京オートサロン2025で公開した。価格は412万5000〜415万8000円。ボディカラーに専用色を採用。室内にはシルバー/グレーのアクセントを各部に施し、上質さを際立たせている。
PURPLE EDITIONのボディカラーはギャラクシーブルーパール。ハイラスター塗装18インチアルミホイールとゴールドキャリパー仕様のブレンボ製ブレーキ。本革とウルトラスエードの専用シートなどを特別装備する。
メカニズムはベース車と共通。ベース車のSTIスポーツは、STIチューニングの足回り(フロントは日立Astemo製SFRDダンパー)を採用しBRZ本来のポテンシャルを極限まで引き上げたスペシャルモデル。低重心FRクーペならではの俊敏なハンドリングと、しなやかで上質な乗り味を高次元で両立したのがポイントだ。ワインディングやサーキットで「いい汗」がかける一方、日常ユースや長距離クルーズを快適にこなせる「大人のクーペ」としての一面も持ち合わせている。
今回のPURPLE EDITIONは、その大人のクーペのキャラクターを際立たせた印象が強い。パワーユニットはもちろん2.4リッターの自然吸気ボクサー(235ps/250Nm)。トランスミッションは6速MTと6速ATの2種から選べる。
残念ながら販売は抽選方式(1月26日まで全国のディーラーで抽選エントリーを受付)。その高い完成度を考えると、正式グレードへの昇格を期待したい。スポーツカーは、クルマ文化の象徴であり、大人のエンスージアストが乗ってこそ似合う。大人が乗るスポーツカーとしてBRZのPURPLE EDITIONは最適な1台である。