三菱は「東京オートサロン 2025」で、トライトンカスタムコンテストの最優秀車両。フレックスドリームによる、「FTポーターエンデューロ」を披露した。住める・走れるキャンピングカーにカスタマイズしたタフモデル。定員5名のダブルキャブはそのままに、標準のベッド(荷台)を取り去り、キャンパー仕様の専用キャビンでカスタマイズ。手動引き上げ式のルーフを採用し、キャビン内部は、広いベッドスペースやダイニングキッチンを実現した。トライトンのタフな走行性能を活かした、どこでも走れる「動く家」である。
出品車はすでに8ナンバーを取得済み。架装を手がけるFTポーターは、この仕様の販売をすでに準備中。出展車両のケースで改造費用は約500万円。まさに全地球対応の機動性を備えるアクティブモデルであることを考えると、コストパフォーマンスは優秀と感じた。
またFTサポーターは、標準ベッドを活かしたキャンパーも用意。こちらは200万円プラスの改造費用でキャンパーに仕上がるという。ちなみに8ナンバー車両は、標準の1ナンバー・ピックアップと比べランニングコスト面でメリットが大きい。車検は1ナンバーの1年に対し2年。高速道路の通行料も一般の乗用車と同額で、1ナンバーより割安となる。
トライトンは「2024-2025日本COTY」で「デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」に輝くなど、新たな「遊びのSUV」として注目の的だ。東京オートサロン2025では、ブランドアンバサダーのヒロミさんが仕上げたローダウン仕様の「トライトン ヒロミ号」をはじめ、数々のスペシャルなトライトンが見られた。ピックアップは、日本でもパーソナルカーとして確実に市民権を獲得しつつある。