三菱は「東京オートサロン 2025」で、アウトランダーPHEV「NIGHT SEEKER CONCEPT」を披露した。人気ゲーム、メタルギアソリッドの劇中に登場することをイメージしてカスタムされた車両だ。過酷な道でも確実に走破するクルマ作りを目指す三菱のポリシーを表現したタフモデルに仕上げられていた。
ボディは、迷彩柄のマットカラーで仕上げられ、フロントグリルや各フェンダーにはプロテクションガードを追加。足元はオフロードタイヤ(トーヨー・オープンカントリー)と専用カバー付きホイールが存在感を主張する。NIGHT SEEKER CONCEPTは、洗練され都会的なイメージが強いベース車とは、明らかに違うキャラクターの持ち主だ。
メタルギア・シリーズは、「戦闘を避け、敵に見つからないように潜入する」ステルスアクションゲーム(かくれんぼアクション)。NIGHT SEEKER CONCEPTは、暗闇や大自然に紛れて秘密裏に行動するのに最適なマシンに仕上げられているようだ。周囲に見つからないよう行動するのに、アウトランダーPHEVの100km以上をEVとして「音もなく」走行できる点や、「道を選ばず」走破できるS-AWC機構は大きな武器になるに違いない。
なるほどNIGHT SEEKER CONCEPTは、電動SUVならではの特性と、三菱らしい高いロードパフォーマンスを活かしたカスタムモデルだった。一見はタフだが、実は知的でクールなオールラウンダーの提案、という側面も持ち合わせている。だからカスタムモデルは面白い。