トヨタは、アルファード(510万〜1065万円)とヴェルファイア(670万〜1085万円)にPHEVを新設定。同時に通常モデルはドライブレコーダー機能を備えたデジタルミラーを標準装備するなど仕様を変更した。
発売は通常モデルが1月7日からスタート、PHEVは1月31日。アルファードにはシリーズの普及モデルとなる8名乗りのHEVモデル、Xグレード(510万〜532万円)が加わっている。
PHEVは、2.5リッターエンジン+モーター、大容量バッテリーの組み合わせ。出力密度の高い駆動用モーターを搭載し、システム最高出力は306psに達する。EV走行距離は73km、ハイブリッド燃費16.7km/リッターを達成。PHEVは、通常ユースをEVとして走行できる先進の電動モデルである。バッテリーは床下に搭載。広い室内はそのままに、低重心化を実現。快適な乗り心地と安定した走りを追求した。快適な走りの実現のため、停止間際の急激なノーズダイブを抑制するスムーズストップ制御を採用したのも特徴だ。PHEVの乗車定員は6名。ボディサイズは4995×1850×1945mm。駆動方式は4WD(E-Four)になる。グレード名はExecutive Lounge(エグゼクティブラウンジ)を名乗る。
「快適な移動の幸せ」をコンセプトに掲げる現行アルファード&ヴェルファイアは、2023年6月の発表以来、好調な販売セールスを持続。高額車ながら、いまやトヨタ車でもトップクラスの販売台数を誇っている。好調の理由は、圧倒的な快適性と質感、そしてプレステージフィール。従来、クラウンやレクサスのサルーンが担っていたフォーマルユースから、アッパーミドルのファミリーニーズまで、幅広いユーザに圧倒的な支持を獲得している。その人気は日本だけでなく世界に波及中だ。
PHEVのラインアップで、一段と先進性に磨きをかけたアルファード&ヴェルファイアに死角はない。ますます日本を代表する最高級モデルとして確固たる人気を確立するに違いない。ちなみに月販基準台数は8600台(アルファードが約70%、ヴェルファイアは約30%)、このうちPHEVは200台を見込んでいる。