日本市場におけるヒョンデの電気自動車の本命! 新型スモールEV「インスター」が日本デビュー。車両価格は戦略的な284万9000円~に設定

ヒョンデが日本におけるBEVモデルの第4弾「インスター(INSTER)」の先行予約を開始。全長3830×全幅1610mmのコンパクトなボディと丸形LEDランプを基調とした親しみやすいSUVスタイルに、乗車定員を4名としたゆとりのあるキャビン空間を内包。グレードは最高出力71kWを発生するモーターに総電力量42kWhのリチウムイオン電池を組み合わせたカジュアルと、最高出力85kWを発生するモーターに総電力量49kWhのリチウムイオン電池を組み合わせたボヤージュとラウンジの計3タイプを設定

 ヒョンデ モビリティ ジャパンは2025年1月10日、新型スモールEV「インスター(INSTER)」を東京オートサロン2025の会場で披露し、合わせて同日より先行予約を開始した。発売は今春を予定する。

▲ヒョンデ・インスター ラウンジ 価格:357万5000円 全長3830×全幅1610×全高1615mm ホイールベース2580mm 車重1400kg 乗車定員4名 ブラックアウトしたAピラーや電動スライド式サンルーフ、17インチアルミホイール+205/45R17タイヤなどを専用装備した旗艦グレード

▲ヒョンデ・インスター ラウンジ 価格:357万5000円 全長3830×全幅1610×全高1615mm ホイールベース2580mm 車重1400kg 乗車定員4名 ブラックアウトしたAピラーや電動スライド式サンルーフ、17インチアルミホイール+205/45R17タイヤなどを専用装備した旗艦グレード

 

車種展開および車両価格は以下の通り。

カジュアル(Casual):284万9000円

ボヤージュ(Voyage):335万5000円

ラウンジ(Lounge):357万5000円

▲ヒョンデ・インスター ボヤージュ 価格:335万5000円 全長3830×全幅1610×全高1615mm ホイールベース2580mm 車重1360kg 乗車定員4名 フルLEDヘッドランプ[プロジェクションタイプ]やルーフレール、15インチアルミホイール+185/65R15タイヤなどを装備した上級グレード

▲ヒョンデ・インスター ボヤージュ 価格:335万5000円 全長3830×全幅1610×全高1615mm ホイールベース2580mm 車重1360kg 乗車定員4名 フルLEDヘッドランプ[プロジェクションタイプ]やルーフレール、15インチアルミホイール+185/65R15タイヤなどを装備した上級グレード

▲ヒョンデ・インスター カジュアル 価格:284万9000円 全長3830×全幅1610×全高1615mm ホイールベース2580mm 車重1300kg 乗車定員4名 装備類を一部簡略化して車両価格を300万円以下に抑えたベーシック仕様

▲ヒョンデ・インスター カジュアル 価格:284万9000円 全長3830×全幅1610×全高1615mm ホイールベース2580mm 車重1300kg 乗車定員4名 装備類を一部簡略化して車両価格を300万円以下に抑えたベーシック仕様

 

 日本市場に導入するBEVモデルの第4弾となるインスターは、2024年6月に韓国・釜山モビリティショーで世界初公開されたヒョンデの新世代スモールEVで、ヒョンデのEVラインアップの中で最もサイズが小さなBEVでありながら、ロングドライブを可能とする長い航続距離やゆとりのある広い室内空間を実現し、ユーザーの多様なライフスタイルに対応できるオールマイティなモデルに仕立てている。

▲インスターはヒョンデのEVラインアップの中で最もサイズが小さなBEVでありながら、ロングドライブが可能な長い航続距離やゆとりのある広い室内空間を実現し、ユーザーの多様なライフスタイルに対応できるオールマイティなモデルに仕立てる

▲インスターはヒョンデのEVラインアップの中で最もサイズが小さなBEVでありながら、ロングドライブが可能な長い航続距離やゆとりのある広い室内空間を実現し、ユーザーの多様なライフスタイルに対応できるオールマイティなモデルに仕立てる

 

 エクステリアについては、丸形LEDランプを基調とした親しみやすいフォルムや、力強いサイドビューと抑揚のあるボディラインなどによって、都会的でありながらSUVらしい存在感を強調。また、ピクセルグラフィックを採用したスタイリッシュなフロントウインカーランプおよびリアコンビネーションランプ類や、ユニークかつ遊び心のあるスタイリングにより、ひと目でインスターと分かるアイコニックなルックスを創出する。さらに、全長3830×全幅1610mmという絶妙なボディサイズによって、日本の狭い路地や駐車環境においても抜群の扱いやすさを実現した。ボディカラーはカジュアルにアトラスホワイトとアビスブラックパールを、ボヤージュとラウンジに前述の2色に加えてバタークリームイエローパール、トムボーイカーキ、シエナオレンジメタリックという計5色を設定。足もとにはカジュアルに15インチスチールホイール(フルキャップ付)+185/65R15タイヤを、ボヤージュに15インチアルミホイール+185/65R15タイヤを、ラウンジに17インチアルミホイール+205/45R17タイヤを装着している。

▲丸形LEDランプを基調とした親しみやすいフォルムや、力強いサイドビューと抑揚のあるボディラインなどによって、都会的でありながらSUVらしい存在感を強調。また、ピクセルグラフィックを採用したスタイリッシュなフロントウインカーランプおよびリアコンビネーションランプ類を配して、ひと目でインスターと分かるアイコニックなルックスを創出する

▲丸形LEDランプを基調とした親しみやすいフォルムや、力強いサイドビューと抑揚のあるボディラインなどによって、都会的でありながらSUVらしい存在感を強調。また、ピクセルグラフィックを採用したスタイリッシュなフロントウインカーランプおよびリアコンビネーションランプ類を配して、ひと目でインスターと分かるアイコニックなルックスを創出する

▲アウトサイドハンドルスイッチはボタン式。ラウンジにはデジタルキー[NFCカードキー付]を装備

▲アウトサイドハンドルスイッチはボタン式。ラウンジにはデジタルキー[NFCカードキー付]を装備

▲ルーフレールはラウンジとボヤージュに標準装備

▲ルーフレールはラウンジとボヤージュに標準装備

▲ボディカラーは写真上よりアトラスホワイト、バタークリームイエローパール、トムボーイカーキ、シエナオレンジメタリック、アビスブラックパールという計5色を設定

▲ボディカラーは写真上よりアトラスホワイト、バタークリームイエローパール、トムボーイカーキ、シエナオレンジメタリック、アビスブラックパールという計5色を設定

 

 インテリアに関しては、コラムタイプ電子制御シフトレバーや前席ベンチシートなどを採用して、センターコンソール周りをすっきりとさせた開放的なコクピットを創出したことがトピック。また、メーターには10.25インチカラーLCDメータークラスターを、センターには10.25インチナビゲーションディスプレイを配して、必要な情報へのアクセスと視認性を高める。さらに、後席はロングホイールベース(2580mm)とフラットフロア構造により、余裕のある足もとスペースを確保することでコンパクトな外観からは想像もつかない広々とした居住空間を実現した。日本の平均乗車人数を考慮して乗車定員を4名とすることで、全席での快適性を向上させたことも訴求点。ゆったりとしたシートサイズに加え、前後席ともにフルフォールディング機能を組み込み、合わせて後席にリクライニング機能とスライド調整機能を内蔵して、乗車パターンや使用状況など様々なシーンに柔軟に対応するキャビンスペースに仕立る。ラゲッジ容量は後席使用時で280リットルを確保した。一方でインテリアカラーについては、カジュアルにブラックモノトーンを、ボヤージュとラウンジにブラックモノトーンとベージュモノトーンを設定。ラウンジにはアンビエントドームランプを装備して、室内の華やかさを際立たせる。シート表皮はカジュアルにファブリックを、ボヤージュとラウンジに合成皮革を採用。また、ボヤージュとラウンジには前席シートヒーターや前席シートバックフルフォールディング機構、助手席シートバックボード、後席シートスライド&リクライニング機構を標準装備し、さらにラウンジには前席シートベンチレーションを組み込んで快適性を高めた。

▲コラムタイプ電子制御シフトレバーや前席ベンチシートなどを採用し、センターコンソール周りをすっきりとさせた開放的なコクピットを創出。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲コラムタイプ電子制御シフトレバーや前席ベンチシートなどを採用し、センターコンソール周りをすっきりとさせた開放的なコクピットを創出。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲メーターには10.25インチカラーLCDメータークラスター(写真・上)を、センターには10.25インチナビゲーションディスプレイ(同・下)を配備

▲メーターには10.25インチカラーLCDメータークラスター(写真・上)を、センターには10.25インチナビゲーションディスプレイ(同・下)を配備

▲オートホールド機能付の電動パーキングブレーキ(EPB)を採用

▲オートホールド機能付の電動パーキングブレーキ(EPB)を採用

▲ラウンジにはスマートフォンワイヤレスチャージ(写真・上)とアンビエントドームランプ(同・下)を標準装備

▲ラウンジにはスマートフォンワイヤレスチャージ(写真・上)とアンビエントドームランプ(同・下)を標準装備

▲ラウンジは内装色にブラックモノトーン(写真・上)とベージュモノトーン(同・下)を設定。シート表皮は合成皮革

▲ラウンジは内装色にブラックモノトーン(写真・上)とベージュモノトーン(同・下)を設定。シート表皮は合成皮革

▲後席にはリクライニングおよびスライド機構を内蔵する

▲後席にはリクライニングおよびスライド機構を内蔵する

▲前席シートバックフルフォールディング機構を装備

▲前席シートバックフルフォールディング機構を装備

▲ボヤージュは内装色にブラックモノトーン(写真・上)とベージュモノトーン(同・下)を設定。シート表皮は合成皮革

▲ボヤージュは内装色にブラックモノトーン(写真・上)とベージュモノトーン(同・下)を設定。シート表皮は合成皮革

▲カジュアルは内装色にブラックモノトーンのみを採用。シート表皮はファブリック

▲カジュアルは内装色にブラックモノトーンのみを採用。シート表皮はファブリック

▲後席シートバックは分割可倒が可能。ラゲッジ容量は後席使用時で280リットルを確保

▲後席シートバックは分割可倒が可能。ラゲッジ容量は後席使用時で280リットルを確保

 

 パワートレインについては、カジュアルに最高出力71kW/4800~1万3000rpm、最大トルク147Nm/0~4600rpmを発生するモーターと総電力量42kWhのリチウムイオン電池を、ボヤージュとラウンジに最高出力85kW/5600~1万3000rpm、最大トルク147Nm/0~5400rpmを発生するモーターと総電力量49kWhのリチウムイオン電池を搭載し、いずれも前輪を駆動。また、回生ブレーキ強度は4段階もしくは自動モードの中から選択でき、効率的なエネルギーマネジメントを可能とする。さらに、ボディ剛性やシーリングの強化、空力対策により、騒音・振動の少ない車内環境で快適性を実現。そして、日本の道路環境に最適化されたサスペンションチューニングを施して、優れた乗り心地と走行安定性を提供する。WLTCモードでの一充電走行距離は現在国土交通省に申請中だが、ヒョンデ モビリティ ジャパンは「ロングドライブも難なくこなす、スモールEVの懸念を解消する圧倒的に長い航続距離を実現している」とコメント。充電に関してはAC200Vの普通充電(ラウンジは200V充電ケーブル付属)のほか、CHAdeMO方式を含む急速充電に対応し、また室外/室内V2Lの給電機構も配備している。

▲パワートレインはカジュアルに71kW/147Nmを発生するモーターと総電力量42kWhのリチウムイオン電池を、ボヤージュとラウンジ(写真)に85kW/147Nmを発生するモーターと総電力量49kWhのリチウムイオン電池を搭載し、いずれも前輪を駆動する

▲パワートレインはカジュアルに71kW/147Nmを発生するモーターと総電力量42kWhのリチウムイオン電池を、ボヤージュとラウンジ(写真)に85kW/147Nmを発生するモーターと総電力量49kWhのリチウムイオン電池を搭載し、いずれも前輪を駆動する

▲充電に関してはAC200Vの普通充電のほか、CHAdeMO方式を含む急速充電に対応

▲充電に関してはAC200Vの普通充電のほか、CHAdeMO方式を含む急速充電に対応

▲室外/室内V2Lの給電機構を配備

▲室外/室内V2Lの給電機構を配備

 

 先進安全運転支援システムの充実ぶりも見逃せない。ドライブ時のドライバーの負担を軽減する最新の運転・駐車支援システム「Hyundai SmartSense」や、高速道路で前方車両との車間距離を維持する高速道路ドライビングアシスト(HDA)、周囲の状況をモニターに表示するサラウンドビューモニター(SVM)などを装備。さらに、ペダルの踏み間違いによる急加速を抑制するぺダル踏み間違いセーフティアシスト(PMSA)をヒョンデ車として初採用するなど、高い安全性を実現している。

▲ドライブ時のドライバーの負担を軽減する最新の運転・駐車支援システム「Hyundai SmartSense」を装備

▲ドライブ時のドライバーの負担を軽減する最新の運転・駐車支援システム「Hyundai SmartSense」を装備

▲周囲の状況をモニターに表示するサラウンドビューモニター(SVM)を設定

▲周囲の状況をモニターに表示するサラウンドビューモニター(SVM)を設定

▲ぺダル踏み間違いセーフティアシスト(PMSA)を採用

▲ぺダル踏み間違いセーフティアシスト(PMSA)を採用

 

 なお、今回の発表の席では昨年10月に登場したアウトドア志向の新グレード「インスター クロス(INSTER Cross)」を日本に導入することも予告。また、オートサロンの会場では西日本のカルスト台地にインスパイを受けて、広大な自然の中を走るインスター クロスのタフなイメージを強調したカスタムカーの「インスター ターマック(INSTER TARMAC)」を出展した。

▲アウトドア志向の新グレード「インスター クロス(INSTER Cross)」は遅れて日本に導入予定

▲アウトドア志向の新グレード「インスター クロス(INSTER Cross)」は遅れて日本に導入予定

▲オートサロンの会場ではインスター クロスのタフなイメージを強調したカスタムカーの「インスター ターマック」を披露。専用外装カラーやデカール、フォグランプ、OZレーシングホイールなどを装備

▲オートサロンの会場ではインスター クロスのタフなイメージを強調したカスタムカーの「インスター ターマック」を披露。専用外装カラーやデカール、フォグランプ、OZレーシングホイールなどを装備

 

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