レクサスRCの2025年11月の生産終了が決定。集大成としてスポーティでマニアックな「Final Edition」が登場したゾ

レクサスRC F Final Edition／価格：1360万円。RCシリーズは2025年11月に生産を終了。Final Editionはこれまでの集大成となる限定車。RC Fには高精度チューニングエンジンと高精度リアデファレンシャルを採用

最終モデルはRCのスポーティな性格を徹底強調

　レクサスは1月16日、スポーツクーペのRC＆RC Fシリーズを2025年11月に生産終了すると発表。合わせて、これまでの感謝を込めたFinal Edition（ファイナルエディション）を設定し、同日より発売した。
　RC＆RC Fシリーズは、レクサスならではのエレガントでエモーショナルなデザインと独自の走り味を磨いたスペシャルティカー。現在までにRCは7万9000台、RC Fは１万2000台が販売され、世界中で愛されている。

　ファイナルエディションはRCとRC Fで内容が異なる。RCはスパッタリング塗装を施したENKEI製19インチアルミ、レッドブレーキキャリパー、ブラック塗装とスモーク塗装加飾を施したドアミラーを設定。スポーティさを一段と高めた。内装にはカーボンパーツとウルトラスエードを新採用している。ファイナルエディションの価格は、3.5リッターV6（318ps/380Nm）を搭載するRC350が767万円、ハイブリッド仕様（2.5リッター＋モーター）のRC300hは711万円、2リッター直4ターボ（245ps/350Nm）は666万円になる。

　一方、RC Fのファイナルエディションは「公道からサーキットまでシームレスに楽しめる走り」をさらに追求。高精度にチューニングしたエンジンとリアディファレンシャルを採用している。５リッターV8ユニット（481ps／535Nm）は、ムービングパーツの緻密な質量合わせとクリアランスの調整により、回転バランスの最適化とフリクション低減を実現。V8エンジンの伸び感に磨きをかけ、一段と滑らかな回転フィールとエモーショナルなエンジンサウンドを獲得した。リアデファレンシャルも、熟練の技術者がバックラッシュの調整を手作業で実施。加減速の応答性を高めるとともに、上質なドライビングフィールを提供するという。

　RC Fファイナルエディションは、走りに合わせエクステリアも精悍に調律している。メタルスターグロスブラック塗装のBBS製19インチアルミ、レッドブレーキキャリパー、アルミ、レッドブレーキキャリパーに加え、カーボンアクティブリアウイングを採用。ルーフもカーボン仕上げだ。RC Fファイナルエディションの価格は1360万円。販売台数は200台限定となる。

RC、RC Fのファイナルエディションとも、内装は鮮烈なブラックトフレアレッドの組み合わせ。ボディカラーは、新規設定色のソニックイリジウムを含め、RCは全9色、RC Fは全7色から選択可能だ。

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