シビック・ハイブリッドが「2025北米カー・オブ・ザ・イヤー」受賞。なんと現行モデル2回目の栄冠。その受賞理由に迫る

北米向けシビック・ハイブリッドが「2025北米カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。北米向けハイブリッドは、基本的に日本のe:HEVモデルと同一内容。現行シビックのイヤーカー受賞は2回目

北米向けシビック・ハイブリッドが「2025北米カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。北米向けハイブリッドは、基本的に日本のe:HEVモデルと同一内容。現行シビックのイヤーカー受賞は2回目

北米もハイブリッドが人気。シビックが通算4度目のイヤーカーの栄冠

 Hondaの北米現地法人「アメリカン・ホンダモーター」は、北米向け「CIVIC HYBRID(シビック・ハイブリッド)」が、「2025 North American Car of the Year(2025北米カー・オブ・ザ・イヤー)を受賞したと発表した。シビックの北米カー・オブ・ザ・イヤー受賞は、11代目となる現行モデルで2度目、通算で4度目。同一車種で4度のイヤーカー受賞は最多となる。

 2025北米カー・オブ・ザ・イヤーは、2024年に発売されたニューモデルとフルチェンジ車を対象に、米国とカナダの選考委員がセレクトする権威あるアワード。

トロフィー

受賞

 カー・オブ・ザ・イヤーに輝いたシビック・ハイブリッドは、優れた燃費性能とドライビングの楽しさを筆頭に、快適な乗り心地、洗練されたスタイリングが高く評価された。現行シビック(2021年6月デビュー)は、前述のように2回目の受賞。今回は、ハイブリッドの追加がハイライトで、内外装などは小変更にとどまっている。それにもかかわらず、イヤーカーに選出されたのは、ハイブリッドの完成度がいかに高いかの証明ともいえる。

 北米シビック・ハイブリッドは、日本でe:HEVを名乗るモデルと基本的に共通。2リッターエンジンと2モーターを組み合わせ、通常はエンジンで発電しモーターで走行。モーターの効率が落ちる高速走行時はエンジン直結で走る、BEV人気が不透明感を増す中、ホンダならではの工夫を施した賢いハイブリッドはシビックの中心に躍り出た格好だ。ハイブリッドは、アメリカ市場には2024年7月に導入されている。

白セダン

インパネ

 シビック・ハイブリッドは、滑らかで力強い走りと優れた燃費経済性をメインに、ハイブリッドに合わせて専用調律されたサスペンション、ノイズを打ち消すアクティブノイズコントロール、エンジン音を強調するアクティブサウンドコントロールが、選考委員の共感を得た。

 ちなみに北米仕様のシビックにはセダンとハッチバックを設定する。ハッチバックのみの日本以上に「選ぶ楽しさ」がある。セダンの魅力は、全般的に騒音面で有利な点。ハッチバック同様のクーペ的なフォルムを持ち、スポーティな雰囲気を伝える。日本でセダンを望むユーザーは少数派だろうが、選べると楽しいだろう。

セダンリア

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