ケータハムの次世代EVスポーツクーペ「プロジェクトV」がドイツの国際デザイン賞「German Design Award 2025」を受賞

ケータハムの次世代EVスポーツクーペ「プロジェクトV(PROJECT V)」が国際的に権威のあるドイツのデザイン賞「German Design Award 2025」における「Excellent Product Design」を受賞。審査員は「ミニマルなデザイン哲学がクリアでエレガントな表面を生み出している」と評価

 英国ケータハムカーズは2025年2月14日(現地時間)、次世代EVスポーツクーペ「プロジェクトV(PROJECT V)」がドイツのデザイン賞「German Design Award 2025」における「Excellent Product Design(エクセレント プロダクト デザイン)」を受賞したと発表した。

▲ケータハムの次世代EVスポーツクーペ「プロジェクトV」が国際的に権威のあるドイツのデザイン賞「German Design Award 2025」の「Excellent Product Design」を受賞

▲ケータハムの次世代EVスポーツクーペ「プロジェクトV」が国際的に権威のあるドイツのデザイン賞「German Design Award 2025」の「Excellent Product Design」を受賞

「German Design Award」は1953年に設立されたドイツデザイン評議会が主催している、国際的に権威のあるデザイン賞のひとつで、世界各国で開催される他のデザイン賞を受賞するなど一定の評価を受けた作品の中からドイツデザイン評議会が参加作品をノミネートする点が特徴。そのため、ノミネート自体が名誉とされている。

▲「German Design Award」は1953年に設立されたドイツデザイン評議会が主催している、国際的に権威のあるデザイン賞のひとつ

▲「German Design Award」は1953年に設立されたドイツデザイン評議会が主催している、国際的に権威のあるデザイン賞のひとつ

 プロジェクトVはケータハムが英国のスポーツカーブランドとしての近未来を見据えた、全く新しいデザインランゲージを提示するコンセプトカーで、Light-weight、Simple、Fun-to-Driveというケータハムのドライビングプレジャーを最重視するDNAを受け継ぐ次世代EVスポーツクーペに位置する。同車は2023年7月開催の英国グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで世界初公開され、2024年1月開催の東京オートサロン2024にも出展。2025年1月開催の東京オートサロン2025では、メタリックホワイトのボディカラーを採用して装いも新たにした進化版のプロジェクトVのプロトタイプが披露された。

 デザインについては、同社のチーフデザイナーであるアンソニー・ジャナレリー(Anthony Jannarelly)氏が担当。製作に関しては著名なエンジニアリング会社であるイタルデザイン社とパートナーシップを結び、イタリアのトリノ本社で生み出される。エクステリアはケータハムのDNAである“Fun-to-drive”“Light weight”“Simple”という3原則に基づいて、クラシックとモダンを高度に融合させたクーペスタイルを構築。ジャナレリー氏曰く「セブンで培ったミニマリストのデザイン哲学をスポーツクーペのアーキテクチャーに適用し、魅惑的で時代を超越したシルエットを創り上げた」という。ボディサイズは全長4255×全幅1893×全高1226mm/ホイールベース2581mmに設定している。

 German Design Awardの審査員は、このプロジェクトVを「ミニマルなデザイン哲学がクリアでエレガントな表面を生み出している」と評価。また、「その卓越したプロポーションと印象的なキャラクターに感銘を受けている」と称賛した。

▲プロジェクトVのデザインを手がけたケータハムのチーフデザイナーのアンソニー・ジャナレリー氏が表彰楯を受け取る

▲プロジェクトVのデザインを手がけたケータハムのチーフデザイナーのアンソニー・ジャナレリー氏が表彰楯を受け取る

 一方でジャナレリー氏は、「プロジェクトVでは、新しいコンセプトの中にケータハムならではのDNAを残したいと考えた。シンプルでミニマルなデザイン哲学をスポーツクーペのアーキテクチャーに適用し、魅惑的で時代を超越したシルエットを生み出すことを目的とした。このデザインが最終選考に残り、業界のデザインエキスパートたちから表彰されたことは、私にとってもケータハムにとっても、非常に誇らしい瞬間である」とコメントしている。

 

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