元気で精悍! Honda WR-VにスタイリッシュなBLACK STYLEがデビュー!

ホンダWR-V Zブラックスタイル/価格:7CVT 248万3800円。WR-V登場1年を機に特別仕様車が登場。ZとZ+に設定されアクティブな印象を訴求する。1.5リッターエンジン(118ps)は従来と共通。駆動方式はFF。ボディサイズは4325×1790×1650mm

ホンダWR-V Zブラックスタイル/価格:7CVT 248万3800円。WR-V登場1年を機に特別仕様車が登場。ZとZ+に設定されアクティブな印象を訴求する。1.5リッターエンジン(118ps)は従来と共通。駆動方式はFF。ボディサイズは4325×1790×1650mm

遊びに出かけたくなるアクティブ仕様が新登場

  ホンダは2025年3月6日、コンパクトSUV、WR-Vを一部改良すると同時にZとZ+グレードに特別仕様車BLACK STYLE(ブラックスタイル)を新設定した。発売はZとブラックスタイルが3月7日、標準仕様のZ+とXグレードについては2025年夏を予定している。価格はZが239万8000円、ブラックスタイルは248万3800〜258万600円。夏発売のZ+とXは未定である。改良前のWR-Vのプライスは全車が250万円以下だった。今回、やや値上がりしている。

 WR-VはホンダのエントリーSUVとして2024年3月に発売。「VERSATILE FREESTYLER(バーサタイル・フリースタイラー=既成概念にとらわれず、自由な発想で自分らしい生き方を表現するユーザーに寄り添うクルマ)」をコンセプトに掲げ、タイ/インド/日本の開発チームが連携して開発。凝ったメカニズムをあえて採用せず、生成りの良さを追求することで高いユーティリティとリーズナブルなプライスを実現した。販売は好調。デビューから本年1月までの11ヶ月間で3万3396台を売り上げ、登録SUVガソリン車、No.1の座を獲得した。

開発責任者の平村亘氏は元気一杯のナイスガイ

開発責任者の平村亘氏は元気一杯のナイスガイ

ブルーリア

 今回のリファインと特別仕様の追加は、販売に一段と弾みをつけるための施策。登場1年での改良はやや早い気もするが、開発責任者の平村亘氏は「WR-Vの生産地であり主要マーケットでもあるインドでは、自動車マーケットが急拡大していることもあり、早いサイクルでの改良が求められます。彼の地では約3ヶ月毎に新色追加や装備の見直しなど、新しい話題を提供しています」と教えてくれた。それを考えると、1年ぶりのリファインは、じっくりと考えた決断という気がした。

 最新モデルはアクティブな印象のブラックスタイルの設定と新色「オブシダンブルー・パール」の追加、そして標準X+グレードの内装プレミアム化が大きな話題。

 ブラックスタイルは17inアルミ、ドアハンドル、シャークフィンアンテナ、ドアミラーをブラックでコーディネートすると同時に、室内各部にピアノブラック調加飾を追加、各種ソフトパッドをブラックステッチで仕上げたアクティブモデル。インドでも新設定されたばかりのバージョンという。従来、やや大人っぽいイメージだったWR-Vがフレッシュな印象に変身。インパネ下部とリアドアにソフトパッドが追加されたこともあり、室内の質感もグッと高まっている。兄貴分のヴェゼルやZR-V以上に行動派に似合いそうだ。

白リア

インパネ

 一方、標準Z+はシートと室内各部をブラウンでコーディネート。上質でプレミアムな雰囲気を身につけた。フルプライムスムースのシートは、本革と同様の味わいを提供する。WR-Vはインドでは高級車のジャンルに入り(全長4mを超えるクルマは税金が大幅に上昇する関係で高級車とみなされる)、室内は広さとともに高い質感が求められるという。ブラウン内装はそのニーズに応えるスペシャルな選択肢。インドと同様、日本でも注目を集めるに違いない。

レッド

シート

 今回、1.5リッター直4ガソリン(118ps)などのメカニズム面、そして大人5名がゆったり乗れ、大量の荷物が積めるパッケージングに変更はない。つまりスペック以上に元気よく走り、さまざまな用途にタフに使えるキャラクターはそのままだ。改良されたWR-Vは、一段と注目を集めそうだ。同じインド工場生産者だが、細部まで日本最適設計が施されたスズキ・フロンクスに対し、元気で自由なWR-V。この2台から目が離せない。

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