ベントレーが6リットルW12ツインターボエンジン搭載車の高性能ラグジュアリークーペ「バトゥール」のビスポークモデル「バトゥール‘The Black Rose’」を公開。ビスポークおよびコーチワーク部門のマリナーが特別に調合した「Black Rose」の専用メタリックカラーの外装色に、サテンローズゴールドの内外装アクセントを採用
英国ベントレーは2025年3月11日(現地時間)、高性能ラグジュアリークーペ「バトゥール(BATUR)」のビスポークモデル「バトゥール‘The Black Rose(ザ ブラックローズ)’」を発表した。
パワートレインに6リットルW12ツインターボエンジン+8速DCTを搭載するバトゥールは2022年8月に発表され、限定18台で2023年半ばよりデリバリーを開始。2024年5月にはオープントップモデルの「バトゥール コンバーチブル」を16台限定でリリースする。今回発表されたバトゥール‘The Black Rose’は、限定18台の内の3台しか設定していない右ハンドルモデルのバトゥールの中の1台で、ビスポークおよびコーチワーク部門のマリナー(Mulliner)と顧客が入念な打ち合わせを重ねながら製作した、特別なカスタマーコミッションモデルに位置する。
まずボディカラーには、マリナーが特別に調合した特別色の“Black Rose(ブラックローズ)”を採用。合わせてアッパーボディには光沢のあるベルーガを配し、さらにフロントグリルやエンドレスボンネットライン ブライトウェア、ミラーキャップ、ロアボディキット、リアスポイラー、22インチトライトーンアロイホイールにサテンローズゴールドのアクセントを施して、瀟洒かつシックなエクステリアを創出する。足もとに組み込んだブラックキャリパー付きのカーボンセラミックブレーキも、特別感を際立たせるアイテムだ。
インテリアについては、高品質なレザーやフェイシア、ファブリック素材などを採用したうえで、各部にローズゴールドのアクセントを配して、ラグジュアリーで華やかなキャビン空間に仕立てる。主要なドライバーのタッチポイント部、ドライブモードセレクターやベントレーの象徴であるオルガンストップ式のエアベントコントロール、ステアリングホイールのインサートマーカーなどには、3Dプリントで成形した最大210グラムの18Kローズゴールドを配備。これらを高品質なベルーガレザーやチャコールグレーのツイードファブリックを張ったトリムおよびシート、ブラックローズのメタリック塗装を施した化粧板などが包み込む。ドアシル部には“BENTLEY MULLINER”のロゴを刻んだローズゴールドの専用プレートを装着した。
なお、ベントレーは今回発表したバトゥール‘The Black Rose’を、マリナーと顧客のコミッショニングプロセスによって共創した“truly exceptional example(本当に並はずれた例)”と、その特別なキャラクターを表現している。