【ニッポンのSUV】三菱デリカD:5はミニバンのカタチをしたオフローダー。その存在感 は唯一無二

三菱デリカD:5・P/価格:8SAT 460万1300円。トルクフルな2.3リッターディーゼルターボ(145ps/380Nm)はどんな路面でも頼りになる。最低地上高185mm。ボディサイズは4800×1795×1875mm

三菱デリカD:5・P/価格:8SAT 460万1300円。トルクフルな2.3リッターディーゼルターボ(145ps/380Nm)はどんな路面でも頼りになる。最低地上高185mm。ボディサイズは4800×1795×1875mm

伝統を守り、機能が進化したロングライフ4WD

 デリカD:5は、ミニバンのカタチをしたSUVである。伝統のオフロード性能をキープしながら、舗装路におけるドライバビリティをグッと引き上げたマルチモデルだ。ミニバンならではの広い室内空間、道を選ばない走破性、そしてスマートなオンロード性能が融合した、まさに唯一無二の存在である。個性的なフロントマスクは当初は物議を醸したが、それも一瞬の話。いまではデリカの新たな記号として、明確な個性を放っている。

リア
 現行モデルは、三菱車で初となる尿素SCRシステムをはじめ多くの構成部品を変更した2.3リッターディーゼルと、8速ATを採用。従来モデルとは一線を画すスムーズな走りを実現した。ボディ剛性の向上をはじめ足回りやステアリングの改良が効いてフットワークはクラストップ級。快適性と操縦性が高次元でバランスしている。もともと他社のミニバンと比べて3列目の乗り心地がよいと感じていたが、その特徴が一段と際立った。
 悪路走破性能もさすがである。システムの進化により従来以上に路面を確実に捉え、安心感を高めている。

インパネ
 現行型は、質感とプレステージ性にこだわったインテリアの雰囲気もあり、洗練という新価値を身につけた。キルティング柄のシートは見た目も座り心地も上々。先進安全運転支援系も一気にアップデートされている。
 デリカD:5は、持ち前の独自性をそのままに、進化を重ねてきた。販売台数は増加傾向にある。その骨太な世界観にブレはない。

2列目

3列目

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