メルセデス・ベンツGLCのハイパフォーマンスモデル「メルセデスAMG GLC43 4MATIC」および「メルセデスAMG GLC43 4MATICクーペ」に特別仕様車の「Edition Dynamic+」をラインアップ。RACEモードやAMGダイナミックエンジンマウントをGLC43に初採用するとともに、マット塗装のボディカラーやブラックとレッドのアクセントの導入、機能装備の拡充などを実施。販売台数は計250台の限定
メルセデス・ベンツ日本は2025年3月25日、第2世代BSGを組み込んだマイルドハイブリッドシステムを採用するハイパフォーマンスSUVの「メルセデスAMG GLC43 4MATIC」および「メルセデスAMG GLC43 4MATICクーペ」に特別仕様車の「Edition Dynamic+(エディションダイナミック+)」を設定し、同日より発売した。
▲メルセデスAMG GLC43 4MATIC Edition Dynamic+ 価格:1481万円 全長4750×全幅1920×全高1640mm ホイールベース2890mm 車重2000kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費10.2km/リットル 外装色はMANUFAKTURグラファイトグレーマグノ(写真・奥。販売台数110台)とMANUFAKTURハイテックシルバーマグノ(同・手前。販売台数40台)を設定
車両価格および販売台数は以下の通り。
■メルセデスAMG GLC43 4MATIC Edition Dynamic+
外装色・MANUFAKTURグラファイトグレーマグノ(マット):1481万円(販売台数110台)
外装色・MANUFAKTURハイテックシルバーマグノ(マット):1481万円(販売台数40台)
■メルセデスAMG GLC43 4MATICクーペ Edition Dynamic+
外装色・MANUFAKTURグラファイトグレーマグノ(マット):1528万円(販売台数70台)
外装色・MANUFAKTURハイテックシルバーマグノ(マット):1528万円(販売台数30台)
▲メルセデスAMG GLC43 4MATICクーペ Edition Dynamic+ 価格:1528万円 全長4790×全幅1920×全高1605mm ホイールベース2890mm 車重2010kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費10.2km/リットル 外装色はMANUFAKTURグラファイトグレーマグノ(写真・左。販売台数70台)とMANUFAKTURハイテックシルバーマグノ(同・右。販売台数30台)を設定
今回の特別仕様車は、RACEモードやAMGダイナミックエンジンマウントをGLC43に初採用するとともに、マット塗装のボディカラーやブラックとレッドのアクセントの導入、機能装備の拡充などを実施して、ハイパフォーマンスSUVおよびSUVクーペとしての魅力度をいっそう際立たせたことが特徴である。
RACE モードでは、全てのパラメーターが最大のパフォーマンスを発揮するように設定され、サーキット走行のための卓越したドライビングダイナミクスを生成する。また、可変マウントを左右に配置するAMGダイナミックエンジンマウントは、センサーにより走行状況を検知してマウントの硬度を自動で調整。通常走行時はマウントが柔らかくなりノイズと振動を効果的に吸収し、一方でスポーツ走行時はマウントが硬くなってエンジンとボディをダイレクトに接続することで、ドライブトレインのロールモーションを減少させクイックなコーナリングとダイレクトなステアリングレスポンスを実現する。さらに、AMGリアルパフォーマンスサウンドも装備し、エグゾーストシステムに備わるセンサーによって実際の排気音を拾い、それに応じたサウンドを車内のスピーカーから再生することで、車外の音を抑えながらエモーショナルなドライビング体験を楽しむことを可能とした。モードとしては静粛性・快適性重視の「Balanced」とエモーショナルな「Powerful」を設定し、AMG DYNAMIC SELECTで選択する走行モードに応じて変化するほか、AMGドライブコントロールスイッチやメディアディプレイで直接変更することもできる。
エクステリアについては、マットな塗装が外観をシックに引き立てるMANUFAKTURグラファイトグレーマグノとMANUFAKTURハイテックシルバーマグノを用意。また、AMGエクステリアナイトパッケージⅡと21インチAMGアルミホイール(RWN)を特別装備するほか、パノラミックスライディングルーフとAMGレッドブレーキキャリパーを標準で組み込んだ。
内装については、レッドステッチを配したブラックのレザーやAMGパフォーマンスシート、レッドのシートベルト、メタルウィーブのインテリアトリムなどを採用して、スポーティかつ上質なキャビン空間を創出。機能装備の拡充も図り、乗員1人ひとりが個別に温度調整可能となるクライメートコントロール(前席左右後席左右独立調整)や、従来のボイスコントロールに加えて前席乗員のジェスチャーによって車両機能を操作できるMBUXインテリア・アシスタントをGLC43として初採用する。さらに、通常モデルでは有償オプションのシートベンチレーター(シートヒーター機能含む。運転席・助手席)やBurmester 3Dサラウンドサウンドシステム、サウンドパーソナライゼーション機能、エアバランスパッケージ、ステアリングヒーター、マルチコントロールシートバック(運転席・助手席)などを配備して、快適性と利便性を大幅に向上させた。
▲内装にはレッドステッチを配したブラックのレザーやAMGパフォーマンスシート、レッドのシートベルト、メタルウィーブのインテリアトリムなどを採用。機能装備の拡充も図り、クライメートコントロール(前席左右後席左右独立調整)やMBUXインテリア・アシスタントをGLC43として初採用する。日本導入モデルのハンドル位置は右
パワートレインは通常モデルを踏襲し、M139型1991cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンエレクトリックエグゾーストガスターボチャージャーエンジン(最高出力421ps/6750rpm、最大トルク500Nm/5000rpm)に、電気モーター(最高出力10kW/2500~5100rpm、最大トルク58Nm/50~1300rpm)と第2世代BSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)、48V電気システム、駆動用リチウムイオンバッテリーを組み合わせて搭載。トランスミッションにはAMGスピードシフトMCT(電子制御9速AT)を採用し、駆動機構にはパフォーマンス志向フルタイム4輪駆動システムのAMG 4MATICを組み込んでいる。
▲パワートレインはM139型1991cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(421ps/500Nm)に、電気モーター(10kW/58Nm)および第2世代BSG、48V電気システム、駆動用リチウムイオンバッテリーを組み合わせて搭載する