ブガッティのモータースポーツDNAを強調した新世代ハイパースポーツPHEV「トゥールビヨン」の新オプションパッケージが登場

ブガッティがプラグインハイブリッドの新世代ハイパースポーツ「トゥールビヨン」の新しいオプションパッケージ「エキップ ピュール サン」を発表。ブガッティのモータースポーツの歴史を反映した新エアロパーツやホイール、内装アレンジを採用

　仏ブガッティ・オートモビルは2025年3月20日（現地時間）、プラグインハイブリッドの新世代ハイパースポーツ「トゥールビヨン（Tourbillon）」の新しいオプションパッケージ「エキップ ピュール サン（Équipe Pur Sang）」を発表した。

▲ブガッティの新世代ハイパースポーツPHEV「トゥールビヨン」に新オプションパッケージ「エキップ ピュール サン」を設定

　フランス語で“サラブレッド チーム”を意味する名称を冠した新パッケージオプションは、ブガッティのモータースポーツDNAを表現した専用パーツを内外装の随所に採用して、T800カーボンコンポジットモノコックボディにミッドシップ配置8355cc・V型16気筒DOHC自然吸気エンジン（最高出力1000hp／最大トルク900Nm）、2基のフロントモーター（最高出力250kW×2）、1基のリアモーター（最高出力250kW）、センタートンネルおよびキャビン後方に設置した総電力量24.8kWhの800Vリチウムイオンバッテリー、8速DCTのトランスミッションで構成するプラグインハイブリッドのパワートレインを搭載したトゥールビヨンの比類なきパフォーマンスを、視覚的により強調したことが特徴である。

　エクステリアについては、専用デザインのフロントスプリッターや小型エンドプレート付リアウイング、カーボンファイバー製エンジンカバーインレイ、リアディフューザーを配備して空力性能を高めるとともに、8本出しエキゾーストシステムを装着していっそう印象的なスタイリングを創出。足もとには左右非対称デザインで前20インチ／後21インチの新開発ディレクショナルホイールを組み込み、リアラジエーターへのエアフローを最大8％向上させてパワートレインの冷却性能を高めている。

▲専用デザインのフロントスプリッターや小型エンドプレート付リアウイング、カーボンファイバー製エンジンカバーインレイ、リアディフューザー、8本出しエキゾーストシステム、前20インチ／後21インチディレクショナルホイールを配備

　インテリアに関しては、ブラックポリッシュ仕上げのインテリアトリムやミディアムカーボンファイバーインテリアパッケージ、サポート性を強化したパフォーマンスシートなどを配したうえで、ダッシュボードとシートに“Équipe Pur Sang”の刺繍を施してスペシャル感を強調。また、キャビンをフルアルカンターラで仕立ててスポーティさと洗練された雰囲気を高次元に融合させた。

　トゥールビヨンは新オプションパッケージのエキップ ピュール サンのほかにも、23種類の新しいエクステリアカラー、20種類の新しいレザーオプション、10種類の新しいアルカンターラカラー、7種類の新しいカーペットカラーを設定。また、インストルメントクラスターもスイスの時計職人が世界の最高級時計と同じ厳格な基準で製造した部品を使用するとともに、複数の構成が選択可能である。

▲ブラックポリッシュ仕上げのインテリアトリムやミディアムカーボンファイバーインテリアパッケージ、サポート性を強化したパフォーマンスシートなどを装備。ダッシュボードとシートには“Équipe Pur Sang”の刺繍を入れる

　なお、トゥールビヨンの車両価格は380万ユーロ（約6億1500万円）～の設定で、生産は世界限定250台としている。