スズキ・スペーシア・カスタム・ハイブリッドXSターボ(FF) 試乗記
スズキ・スペーシア・カスタム・ハイブリッドXSターボ(FF) 価格:7CVT 178万7400円 写真の2トーン塗装はop(4万3200円) 大型フロントグリルが存在感を主張 直3ターボ(64ps/98Nm)+ ISG(3.1sp/50Nm)搭載 JC08モード燃費:25.6km/リッター
スズキ自慢の軽量設計。サーキュレーター標準
現行スペーシアは2ndモデル。「ワクワク」をキーワードに便利で楽しいクルマを目指した。ラインアップは標準とカスタム、そしてSUVイメージのギアと、ワイドな3シリーズ構成。カスタムは大型グリルと薄型LEDヘッドランプが存在感を主張。ギアはアウトドアレジャーのシーンによく似合う雰囲気だ。
室内は低床設計。開口部が広い両側スライドドアと、ワンアクションで素早く格納できるダブルホールディング式リアシートで使い勝手に配慮した。後席は左右独立スライドとリクライニング機構付きだ。
装備は充実している。車内の空気を循環させて湿度の均一化を図るサーキュレーター標準。速度やナビ情報を表示するヘッドアップディスプレイ(オプション)は便利なアイテムだ。
安全装備は、前方を監視する単眼カメラとレーザーレーダー、リアバンパーに内蔵する超音波センサーで構成されたスズキ・セーフティサポートを装着。ターボはクルーズコントロールが標準だが、アダプティブ機能は未装備。シンプルな一定速維持タイプになる。
メカニズムは、軽量設計とマイルドハイブリッド機構が注目点。XSターボ(FF)の車重は900kg。N-BOXカスタム(G・EXターボ)と比較して60kg軽い。エンジンと組み合わせるISG(モーター機能付き発電機)は3.1ps/50Nmを発揮。加速をアシストするほか、最長10秒間のEVクリープ走行が可能。ターボエンジン(64ps/98Nm)とのマッチングはよく、全域で力強い走りが味わえる。高速クルージングは余裕たっぷり。ハンドリングは適度にマイルドだ。
単眼カメラとレーザーレーダーで構成する安全システム標準 クルーズコントロールは一定速維持タイプ
インパネは各部に小物入れを設定した実用設計 視界良好 ルーフ部にフレッシュエアを循環させるサーキュレーターを装備
シートはファブリック仕様 後席はスライドとリクライニング機構付き 室内長2155mm 乗り心地はいい
主要安全・運転支援システム一覧(ライバル車比較) ※クリックすると拡大します
※次ページでスペックを紹介
スズキ・スペーシア・カスタム・ハイブリッドXSターボ(FF)主要諸元
グレード=カスタム・ハイブリッドXSターボ(FF)
価格=7CVT 178万7400円
全長×全幅×全高=3395×1475×1785mm
ホイールベース=2460mm
トレッド=フロント1295×リア1300mm
最低地上高=150mm
車重=900kg
エンジン=658cc直3DOHC12Vターボ(レギュラー仕様)
最高出力=47kW(64ps)/6000rpm
最大トルク=98Nm(10.0kgm)/3000rpm
モーター=2.3kW(3.1ps)/50Nm(5.1kgm)
JC08モード燃費=25.6km/リッター(燃料タンク容量27リッター)
サスペンション=フロント:ストラット/リア:トーションビーム
ブレーキ=フロント:ベンチレーテッドディスク/リア:ドラム
タイヤ&ホイール=165/55R15+アルミ
駆動方式=FF
乗車定員=4名
最小回転半径=4.6m
※価格はすべて消費税(8%)込み リサイクル費用は7800円
※スペックは2019年8月現在
荷室はフラットなスクエア形状 助手席を倒すと2m以上の長尺物が積める便利設計