【最新モデル詳報】「いつでも冒険に出られるGEAR」を目指したSUVのど真ん中が正式デビュー! 新型スバル・フォレスターはストロングHVとターボで走りハイレベル!

SUBARUフォレスター・プレミアムS:HEV EX/価格:459万8000円。新型フォレスターは「いつでも冒険に出られるGEAR」として開発。SUVの“ど真ん中”として、頑丈で堂々とした存在感を、クリーンな造形で表現した。ラインアップは個性明快な3グレード構成。待望のストロングHVが話題だ

SUBARUフォレスター・プレミアムS:HEV EX/価格:459万8000円。新型フォレスターは「いつでも冒険に出られるGEAR」として開発。SUVの「ど真ん中」として、頑丈で堂々とした存在感を、クリーンな造形で表現した。ラインアップは個性明快な3グレード構成。待望のストロングHVが話題だ

堂々とした存在感。ミドルSUVの大本命デビュー!

 SUBARU(スバル)は、クルマ好きの琴線に触れる個性的なモデルを送り出すメーカーである。かつてはWRC(世界ラリー選手権)のイメージが強かったが、最近は「アイサイト」に代表される安全・運転支援分野で高い信頼感を獲得。アイデンティティのボクサーエンジンとシンメトリカルAWDとの組み合わせで、SUV分野で高い人気を博している。

 そんなスバルの代表選手、新型フォレスターが2025年4月17日に正式デビューした。スバルはトランプ関税で混乱しているものの、北米市場での販売が好調である。中でもフォレスターはもっとも売れている主力車種。新型は日本よりもひとあし早く北米で発売され好評を博している。

プレミアム前

プレミアム後

 もちろん日本でもフォレスターの人気は高い。国内の新車販売におけるSUVの構成比率は2023年度には38%にまで達しており、今後も増加すると予想されている。新型は「正統派SUV」をコンセプトに、人気のSUVのど真ん中で戦えるクルマを目指している。

 開発陣は「数多くのライバルが存在する中でユーザーに従来以上に注目してもらうためには、より大きな存在感が必要と判断しました。新型はスタイリング、走り、ユーティリティなど、すべての面で大幅なグレードアップを果たしました」と説明する。

 万が一の衝突時にも安心感を高める「サイクリスト対応歩行者保護エアバッグ」を世界初採用するなど、すでに定評のある安全性にも、一段と磨きをかけた。

スタイルimage

インパネ

 新型は「いつでも冒険に出られるGEAR」として開発され、SUVのど真ん中として、頑丈で堂々とした存在感をクリーンな造形で表現した。ラインアップは個性明快な3グレード構成。待望のストロングHVが話題だ。

 新型はインナーフレームを採用した新世代SGP(=スバルグローバルプラットフォーム)を基本骨格としており、2670mmというホイールベースと220mmの最低地上高は従来と共通になる。

 4655×1830×1730mmのボディサイズは全長と全幅がともに15mmずつだけ拡大しているが、それでも日本の道路環境でも持て余さないレベル。どことなくアメ車っぽいインパクトのある顔面が効いてか、もっと大きくなったように見える。

ラゲッジ01

ラゲッジ02

 室内は上質な印象。インパネ全体がしっかりとした造形となったことで、車格がひとクラス上がった。最新スバル共通の大画面センターディスプレイをレイアウトしたインパネは機能的で使い勝手に優れる。すっきりとワイドな視界も嬉しい。もちろん従来と同様にキャビンはルーミーである。

 ラインアップはスポーツ(404万8000〜419万1000円)、X-BREAK(420万2000〜447万7000円)、プレミアム(448万8000〜459万8000円)の基本3グレード。それぞれに標準とアイサイトXを装着したEXが用意される。各グレードは、個性を明確にし、ユーザー好みや使い方に合わせて選べるように工夫したという。

プレミアムスタイル

プレミアムシート

 装備面での各グレードの特徴を列記すると、プレミアムは19インチアルミ/キックセンサー式パワーテールゲート/撥水トリコットシート/ワイヤレス充電器。

Xブレイク01

Xブレイク02

 X-BREAKは18インチアルミ/撥水カーゴフロア/ルーフレール/撥水ポリウレタン合成皮革シート。

スポーツ01

スポーツ02

 スポーツは、18インチアルミ/超飽和バルブ付ダンパー/ウルトラスエード&合成皮革シートを標準装備する。

 パワートレーンは、2.5リッターエンジン+モーターのストロングHV(S:HEV)と、従来から踏襲する1.8リッター直噴ターボの2種類。スポーツがターボ、X-BREAKとプレミアムはS:HEVとなる。駆動方式は、もちろん全車AWDだ。

 タイヤはスポーツとX-BREAKが18インチ、プレミアムは19インチを装着する。

走り

エンジン

 ストロングHVのS:HEVは2.5リッター・フラット4(160ps/209Nm)とモーター(119.6ps/270Nm)の組み合わせ。好評のクロストレックと同一仕様。1000kmレベルの航続距離を実現する。一方、スポーツに搭載する1.8リッター・ターボは177psリッター300Nmのスペック。レヴォーグ・レイバックなどにも搭載され、高評価を得ているユニットである。

 WLTCモード燃費は、ストロングHVが18.4〜18.8km/ℓ、ターボは13.6㎞/リッター。指定燃料はすべてレギュラーとなる。動力性能はともにハイレベルだが、0→100km/h加速データはコンマ3秒ほどDITが速いという。ストロングHVは、通常領域での瞬発力、ターボは、伸びのある走りが魅力となる。

アクセサリー装着

 新型フォレスターは、スバルらしい個性を持ったオールラウンダー。ライバルを凌駕する気持ちのいい走り、雪道や悪路での走破性、広い室内、そして安心を高めるアイサイトでユーザーを魅了する。

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