メルセデス・ベンツがCクラスのセダン/ステーションワゴンのラインアップを刷新。AMGラインエクステリア/インテリアやナイトパッケージを纏ったスポーティ志向の「Sports」と、上質な本革シートやBurmester 3Dサラウンドサウンドシステムなどを装備した快適志向の「Luxury」を新規に追加。パワートレインにはマイルドハイブリッドシステムのISGを組み込んだガソリンエンジン仕様のC200とディーゼルエンジン仕様のC220dを設定
メルセデス・ベンツ日本は2025年4月24日、Cクラスのセダン/ステーションワゴンに新グレードの「Sports(スポーツ)」と「Luxury(ラグジュアリー)」を新規に追加し、同日より予約受注を開始した。
▲メルセデス・ベンツC200 Sports 価格:735万円 全長4785×全幅1820×全高1435mm ホイールベース2865mm 車重1690kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費15.0km/リットル 写真のボディカラーはハイテックシルバーメタリック
車種展開は以下の通り
■Cクラス セダン
C200 Sports:735万円
C200 Luxury:898万円
C220d Sports:754万円(予定価格)
C220d Luxury:914万円(予定価格)
■Cクラス ステーションワゴン
C200ステーションワゴン Sports:761万円
C200ステーションワゴン Luxury:921万円
C220dステーションワゴン Sports:778万円(予定価格)
C220dステーションワゴン Luxury:935万円(予定価格)
▲メルセデス・ベンツC200ステーションワゴン Sports 価格:761万円 全長4785×全幅1820×全高1455mm ホイールベース2865mm 車重1730kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費14.8km/リットル 写真のボディカラーはオブシディアンブラックメタリック
なお、ユーザーへの納車はC200系が本年4月以降、C220d系が本年5月以降に順次開始する予定である。
まずは「Sports」の特徴から紹介していこう。エクステリアについては、従来のCクラスで人気の高かったオプション装備「AMGラインパッケージ」を標準で採用し、AMGラインエクステリアやスターパターングリルなどを配してスポーティさを強調。また、ブラックアクセントを施した「ナイトパッケージ」を新たに設定し、足もとにはディッシュ部分をブラックで塗装した新デザインの18インチAMGアルミホイール(RSK)やスポーツサスペンションを組み込んで、伸びやかで躍動的なプロポーションにいっそうの磨きをかけた。ボディカラーは標準のポーラーホワイト(ソリッド)のほか、有償オプションでメタリックカラーの3色をラインアップしている。
▲Sportsはブラックアクセントを施した「ナイトパッケージ」を新たに設定。足もとにはディッシュ部分をブラックで塗装した新デザインの18インチAMGアルミホイール(RSK)やスポーツサスペンションを組み込む
インテリアについては、ブラックの内装色を基調に、アンスラサイトライムウッドインテリアトリムやハイグロスブラックセンタートリム、本革巻きスポーツステアリングホイール(ナッパレザー)、レザーARTICO/MICROCUT表皮スポーツシートなどを標準で採用して、スポーティさのなかに都会的でスタイリッシュな雰囲気が感じられるキャビン空間を創出。最新世代のインフォテインメントシステムとなる第3世代のMBUXやデジタルコクピットディスプレイなども設定した。
車両価格も注目ポイントで、前述の装備類を標準で組み込みながら、従来のCクラスで同等の有償オプションを装着した場合よりも安価なプライスタグに設定し、Cクラスの高いバリューを感じられるグレードに仕立てている。
▲ブラックの内装色を基調に、アンスラサイトライムウッドインテリアトリムやハイグロスブラックセンタートリム、本革巻きスポーツステアリングホイール(ナッパレザー)などを標準装備。日本導入モデルのハンドル位置は右
「Luxury」グレードの内容に話を移そう。エクステリアについては、Sportsと同様にAMGラインパッケージを標準で採用し、AMGラインエクステリアやスターパターングリルを配備して存在感をアップ。ホイールには従来モデルよりサイズを拡大した19 インチAMGアルミホイール(RVC)を新たに組み込み、スポーティさとエレガントさを高次元で融合させる。また、安全なドライブをサポートするセーフティビジョンパッケージも標準装備。ヘッドライト片側で100万画素以上のプロジェクションモジュールを制御し、前走車や対向車に対する眩惑を抑えながらより広い範囲を高精度で照射するDIGITALライト(ウルトラハイビーム付)やアダプティブハイビームアシスト・プラスといったドライバーの負担を軽減する装備を標準で組み込む。ボディカラーは標準のポーラーホワイト(ソリッド)のほか、有償オプションのメタリックカラー8色を用意している。
▲LuxuryはSportsと同様にAMGラインパッケージを標準で採用し、AMGラインエクステリアやスターパターングリルを配備して存在感をアップ。DIGITALライト(ウルトラハイビーム付)やアダプティブハイビームアシスト・プラスも標準で組み込む
インテリアについては、内装色にブラック、シエナブラウン/ブラック、パワーレッド/ブラックの3タイプを設定するとともに、ブラックオープンポアウッドインテリアトリムおよびハイグロスブラックセンタートリム、本革シート、シートベンチレーター(運転席・助手席)、ヘッドアップディスプレイ、Burmester 3Dサラウンドサウンドシステム、サウンドパーソナライゼーション機能などの上級アイテムを標準で採用して、快適かつラグジュアリーなキャビン空間を実現。乗車時の開放感を高めるパノラミックスライディングルーフも標準で組み込んだ。
▲ブラックオープンポアウッドインテリアトリムやハイグロスブラックセンタートリム、本革シート、シートベンチレーター(運転席・助手席)、Burmester 3Dサラウンドサウンドシステムなどの上級アイテムを標準で採用。写真の内装色はシエナブラウン/ブラック。日本導入モデルのハンドル位置は右
パワートレインは従来を踏襲し、C200系にM254型1494cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(最高出力204ps/5800~6100rpm、最大トルク300Nm/1800~4000rpm)+ISG(Integrated Starter Generator)/モーター(最高出力17kW/1500~3000rpm、最大トルク205Nm/0~750rpm)+リチウムイオンバッテリー+電子制御9速ATのマイルドハイブリッドを、C220d系に“OM654M”1992cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン+ISG/モーター+リチウムイオンバッテリー+9G-TRONIC(電子制御9速AT)のマイルドハイブリッド(スペックは国土交通省の自動車型式認証申請中)を搭載している。