カロッツェリアの最上位機種、サイバーナビ2022-2023年モデルのデモカーに試乗したので報告しよう。AVIC-CQ912・2-DC装着したトヨタRAV4。型番でわかるように昨年モデルの「2」版で、本体は昨年モデルと同じ。地図が最新版に切り替わっている。昨年モデルは前年モデルとほぼ同じだったから、実質的に3年前のモデルを継続していると思っていい。それでも、実力は最先端だ。
パナソニックのストラーダが最新モデルで搭載した、自宅のレコーダーの動画をインターネットを通じて車内で楽しめる機能(レコーダーリンク)は、レコーダーアクセスという名前で以前から搭載しているし、DCモデルはネットワークスティックを同梱し、容量無制限でインターネットに接続できるから、使い過ぎの心配をすることもない。
車内で、家庭のレコーダーに録画した動画や、BSやCS放送が楽しめるし、対応機器でNASを組んでおけば自宅のNASに貯めたハイレゾ音源も楽しめる。ハイレゾ再生可能(96kHz/24bitまでネイティブ)である。
デモカーはRAV4専用のツィーター取付キットを使い、チューンアップツィーター(TS-T930)とパワードサブウーファー(TS-WX400DA)をシステムアップしていたが、これで十分と思えるほどの音質。
最近のトヨタ車はドア内にあるエアバッグのセンサーへの影響に配慮して、ドアスピーカーの交換が難しい。ドアスピーカーは純正のままでも、ツィーター&サブウーファーの追加と調整機能を駆使すれば、快適な音楽空間に仕上げることができる。
ルート探索機能も最先端で、インターネットを使いセンターの強力なコンピュータで導き出すルートの質の高さは他にはマネのできないところ。スマートループアイなど、多少オーバークオリティを感じる機能もあるが、サイバーナビが最先端モデルであることは紛れもない事実だ。