エムケーカシヤマのハイパフォーマンスブレーキパーツブランド「WinmaX(ウインマックス)」は、東京オートサロン2024から完全自社開発キャリパー、ディスクブレーキパッド、ディスクローター等で構成するウインマックスキャリパーキットの受注販売を開始すると発表した。東京オートサロン2024のWinmaXブースで本キャリパーキット40周年特別モデルを初公開し、実物を前に、仕様に関する詳細の質問などができる機会を設ける。
WinmaXは日本国内のモータースポーツ黎明期から現在に至るまで、多種多様なモータースポーツで使われるハイパフォーマンスブレーキパーツを開発してきた老舗メーカーだ。1984年にプロフェッショナル向けブレーキパーツの製造販売を開始。2024年にブランド設立40周年を迎える歴史を持つ。
各レース分野のプロフェッショナルドライバーのフィードバックをベースに、日本国内の自社工場で開発から製造まで一貫して行い、ストリートからコンペティションユースまで、あらゆるドライバーのニーズを満たしている。
限定発売されるのは、日産GTR(R35)用の特別仕様のブレーキキャリパーが20セット、トヨタGR86 / スバルBRZ用の特別仕様のブレーキキャリパーが20セットの計計40セット限定で、1〜20までのエディションナンバーが割り振られたWinmaXブランド40周年記念特別モデルとなっている。
本製品はWinmaXで初の販売となる完全自社開発されたキャリパーキットで、キャリパーボディーは超々ジュラルミンを超精密5軸加工によりブロックから総削り出し。硬質アルマイトを採用し、熱履歴前後でもフィーリング特性の変化が最小限に抑えられている。
性能追求のためピストンシールはゴム材質から新規開発、ピストンにも耐熱性能に優れる特殊アルマイト処理を行うなど、すべてのパーツをオリジナルで新規設計。ブレーキシステム全体のプロデュースによって、WinmaXのブレーキパッドの性能が最大限発揮できるよう最適化されている。
40周年記念モデルには、切削加工の段階で、エディションナンバーを切削し1〜20までの固有番号を各キャリパーに刻印。エディションナンバーは、注文した先着順に提供を予定している。個装箱も限定デザインのパッケージだ。
また、各種付属品と共にシリアルナンバーを刻印したキーホルダーが同梱され、各キャリパーのアフターサポート・メンテナンスに活用できるアイテムとなっている。
本キットのキャリパーを開発するにあたり、機能・剛性を追求するため超々ジュラルミンを高精度5軸加工によって総切削する必要があった。開発・製造パートナーの「株式会社大槇精機」は国内でも最高峰の高精度5軸加工技術を保有し、航空宇宙関連やレース部品製作など幅広い分野で活躍している。また、その技術力は国内のみならず海外でも高く評価されており、大槇精機の技術力を活かし、今回精度を極限まで高めた製品を開発することが可能となった。
本キットのディスクローターは、西岡可鍛工業株式会社と共同開発による新製品だ。オリジナルのベーン形状とシックルスリット(鎌状スリット)を採用。スリットにより、周速が速く摩擦材表面の炭化が発生しやすい外周側に、効率的なスリット効果を働かせることが狙いだ。
■「東京オートサロン2024」概要と出展情報について
開催期間:2024年1月12日(Fri)~14日(Sun)
<詳細>
1月12日 (Fri) 9:00~19:00(ビジネスデイ)
* 9:00~14:00 サイレントタイム
* 14:00~19:00 一般特別公開
13日 (Sat) 9:00~19:00 (一般公開日)
14日 (Sun) 9:00~18:00 (一般公開日)
開催 場所:幕張メッセ(千葉県)
出展ブース:西ホール3/ブースNo.331
公式サイト:https://www.tokyoautosalon.jp/2024/