ブリヂストンは、静粛性・乗り心地・運動性能などタイヤに求められる基本性能を進化させることで、深みを増した空間品質と磨き抜かれた走行性能を提供する乗用車用プレミアムブランド商品「REGNO GR-XⅢ」を2024年2月より発売すると発表した。発売サイズは計51サイズとなる。
新商品「REGNO GR-XⅢ」は「EV時代の新たなプレミアム」と位置付ける商品設計基盤技術ENLITEN®を国内市販用乗用車向けタイヤとして初搭載。モノづくり基盤技術「BCMA」と融合し、タイヤ性能とともに環境性能を高レベルで両立することで、持続可能な社会実現への貢献、顧客価値・社会価値を提供する。
1981年に登場したプレミアム乗用車タイヤ「REGNO」。ラテン語で「王者」を意味するブランド名の通り、静粛性や乗り心地、運動性能などを高次元でバランスさせたブリヂストンを代表するブランドのひとつとして長くユーザーに親しまれてきた。
今回「REGNO」のコア・コンセプトである静粛性に加え、ハンドリング性にもエッジを効かせることで、"静か、やわらか、安らか、気持ちよい、滑らか"という"REGNO史上かつてない空間品質"と"質の高い乗り味"を両立した新しい"REGNO FEELING"を実現。国産車はもちろんのこと、輸入車やBEV(バッテリー式電気自動車)といった幅広い車種に"新たなREGNO FELLING"の価値を提供する。
静粛性においては、新ゴム"GR-tech Silentゴム"搭載により、路面からの振動を吸収しロードノイズを低減。また、トレッド面の3Dノイズ抑制グループによって、発生するパタンノイズ音圧を減らし、音の周波数を変えて人間が気になりにくい音へチューニングすることで、従来品の「レグノ GRXII」と比べて、荒れたアスファルト舗装路においてロードノイズ12%低減、スムーズなアスファルト舗装路においてパターンノイズ8%低減した。
走行性能においては、新ゴムGR-tech Silent構造による新ケースラインにより十分な張力剛性と最適な接地形状を実現。穏やかながらも心地よいハンドリングと揺れの少ない快適な走行性能を実現。また、シミュレーションの計測・可視化技術の向上によって、接地圧が向上。高い操縦安定性を実現した。
また、環境性能については従来品同等の低燃費性能に加えて、ISCC PLUS認証に基づいたマスバランス方式によって再生資源や再生可能資源を原材料の一部(合成ゴム)に用いるなど、カーボンニュートラル化およびサーキュラーエコノミーの実現に貢献している。