Honda、着脱バッテリー式ポータブル電源「Honda Power Pod e:」発売

 Hondaは、6月28日、着脱式可搬バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:(以下モバイルパワーパック)」を電源として使用する、ポータブル電源「Honda Power Pod e:」を発売した。価格は24万6400円(税込み)。

ポータブル電源「Honda Power Pod e:」

▲ポータブル電源「Honda Power Pod e:」

 Honda Power Pod e:は、Honda独自の正弦波インバーターを搭載した、定格出力1500W、最大出力2000Wのポータブル電源だ。

 家庭用コンセントと同等の十分な出力を確保するほか、電気の質が求められる精密機器にも安心して使用することができる。また、排出ガスや騒音を発生させないため、オフィス・店舗の災害時の非常用電源、夜間工事用の電源など、エンジン発電機の使用が難しい屋内外のさまざまなシーンでの活用が可能だ。

 Honda Power Pod e:は、販売会社のホンダパワープロダクツジャパンを通じて、法人および個人事業主を対象に、専用サイトで販売する。

ポータブル電源「Honda Power Pod e:」

▲ポータブル電源「Honda Power Pod e:」

 予備のモバイルパワーパックをあらかじめ充電しておけば、充電待機時間なしですぐに充電済みバッテリーと交換し、より長時間、継続して使用できる。複数のHonda Power Pod e:や、Hondaのインバーター発電機・蓄電機を、別売りのコードで接続して並列運転※することで出力を増やし、より幅広い電気機器に対応することも可能だ。

 気になるHonda Power Pod e:での満充電時間は約4時間、Honda Power Pack Charger e:(別売)での満充電時間は約6時間だ。 

※並列運転対象機種:Honda Power Pod e:、LiB-AID E500、EU9iGB(エネポ)、EU18i、EU26iJ 

Honda Power Pack Charger e:(左)Honda Mobile Power Pack e:(右)

▲Honda Power Pack Charger e:(左)Honda Mobile Power Pack e:(右)

 なお、モバイルパワーパックは、「BENLY e:」「EM1 e: 」などのHondaの電動バイクをはじめ、他社製品も含めたさまざまな電動機器の動力源として活用されている。モバイルパワーパックは製品間での相互利用が可能なため、他の製品に搭載されているモバイルパワーパックを用いて、Honda Power Pod e:を非常用電源として活用することも可能だ。

Honda Power Pod e:(使用例)

▲Honda Power Pod e:(使用例)

 Honda Power Pod e:の重量とサイズは、重量13.4kg、高さ430mm、縦幅269mm、横幅385mmと扱いやすいサイズに加え、四隅にハンドルを配置することで持ち運びのしやすさを追求。また、横に倒しての使用および保管も可能とし、さまざまな使用環境や保管場所にも適応する。

 また、Honda推奨のソーラーパネルでの充電に対応しており、再生可能エネルギーでの充電が可能となり、カーボンニュートラルの実現に寄与できる。

 操作面では、専用スマートフォンアプリ「Honda My Power Pod」とHonda Power Pod e:をBluetooth®接続することで、電源オフや充電タイマーの設定、バッテリー残量や出力状況の確認などを遠隔で行うことができる。

Honda Power Pod e:(使用例)

▲Honda Power Pod e:(使用例)

■メーカー希望小売価格(消費税10%込み)
Honda Power Pod e: ¥246,400
Honda Mobile Power Pack e: ¥108,900
Honda Power Pack Charger e:(モバイルパワーパック専用充電器) ¥55,000

Honda Power Pod e:主要諸元

▲Honda Power Pod e:主要諸元

Honda Mobile Power Pack e:主要諸元

▲Honda Mobile Power Pack e:主要諸元

Honda Power Pack Charger e:主要諸元

▲Honda Power Pack Charger e:主要諸元

■Honda Power Pod e: 専用サイト
https://www.honda.co.jp/battery/e1500/

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