テレビ視聴の時間が減少し、SNSやYouTube動画や配信サービスに接触している時間が増えてきた。年末年始の帰省や旅行のドライブ中にも車内で動画を視聴したいユーザーが増えてきた。
ナビの画面が大型化傾向にあるいま、ナビのディスプレイを動画用に利用しないのはもったいない。とくに渋滞に巻き込まれた助手席のパッセンジャーはスマホの画面を見るよりも、大型のナビディスプレイのほうが心地よく視聴できる。また、車内でスマホの画面を見ると、クルマ酔いしがちというユーザーもいるだろう。
そんなときに役立つアイテムが、データシステムの車種別に設定された「TV-KIT」(税込み2万1780円〜、型番によって価格は異なる)と「ミラーリングHDMI変換ケーブル」(AV004、5500円)(iPhon/iPad用)である。HDMI接続に対応した車種なら、運転中でもナビのディスプレイでスマホの動画が見られるようになる。そしてHDMI接続が可能なのだから、AmzonのファイヤースティックTVが使える。
スマホとファイヤースティックTVが利用できるなら、もう車内は自宅そのままのエンターテインメント空間になる。これなら助手席のパッセンジャーに退屈を感じさせる心配はない。
ミラーリングHDMI変換ケーブルは、HDMIタイプAと、iPhone接続用にUSBタイプCを用意している。車両側がHDMIタイプEの場合は、HDMI変換ケーブル(AV003、3300円)を利用すればいい。
取材車のトヨタ・アルファードは14インチHDディスプレイを搭載。HDMIの入力端子はセンターコンソールボックスの中に用意されている。
この端子にAmazonファイヤースティックTVを接続すれば、ディスプレイには見慣れたコンテンツが表示される。入力端子の左側にはUSBタイプC端子があるので、ここからファイヤースティックTVに給電できる。
iPhoneを接続する場合は、先述のミラーリングHDMI変換ケーブルを利用する。
トヨタの車内Wi-Fiは、トヨタが提供するT-Connectを利用すれば、2024年11月までは1カ月1100円でデータ通信量無制限で利用できる。同時接続は最大で5台。なお、利用料金は2024年12月から毎月1650円になる。