横浜ゴムからプレミアムSUV向けフラッグシップタイヤ、アドバンV61がデビュー。3月から市販モデルを発売

横浜ゴム・アドバンV61が3月から市販モデルを発売

  横浜ゴムは、グローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN(アドバン)」の新カテゴリー商品となるプレミアムSUV向けタイヤ「ADVAN V61(アドバン・ブイ・ロクイチ)」を2025年3月より国内で順次発売する。人気が急増している中・大型プレミアムSUVをメインターゲットに、発売サイズは17~22インチの新車装着(OE)用を含めた17サイズを計画。海外においても北米を除く全世界で順次販売を開始します。

 今回発売する「ADVAN V61」は、カーメーカーに採用される優れた性能を発揮するプレミアムSUV向けタイヤ。プレミアムカーに相応しい「ADVAN」ならではの走行性能に加えて、低燃費・低電費性能、操縦安定性、静粛性を高次元でバランスし、高重量なSUVでの快適な市街ドライブとロングツーリングを実現する。

「ADVAN V61」は、LEXUS「RX」やMAZDA「CX-80」の国内カーメーカーのプレミアムSUVや、トヨタ「bZ4X」やSUBARU「SOLTERRA」などの国内カーメーカーのBEVおよびPHEV向け新車装着用タイヤとして認定されており、既に納入を開始。今回この新車装着用「ADVAN V61」に加え市販向けサイズを拡大しフルラインアップ化する。

 開発は、長年にわたって磨き上げてきた独自技術に加え、横浜ゴムのAI利活用フレームワーク「HAICoLab※(ハイコラボ)」の下で先進のAI技術やシミュレーション技術を融合させ、求める性能レベルを実現する精度を飛躍的に高め、トレッドパターン、プロファイル、構造に至るまで最適解に基づく専用設計を施した。また、コンパウンドには独自のゴム混合技術「A.R.T. Mixing」を活用した専用コンパウンドを採用。これらにより、背反する低燃費性能・グリップ性能・耐摩耗性能の高次元での両立と、優れた操縦安定性や快適性を徹底追求している。
※Humans and AI collaborate for digital innovationをもとにした造語

 横浜ゴムは2024年度から2026年度までの中期経営計画「Yokohama Transformation 2026(YX2026)」(ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーロク)のタイヤ消費財戦略において高付加価値品比率の最大化を掲げ、グローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR(ジオランダー)」、「ウィンタータイヤ」、そして18インチ以上のタイヤの拡販に取り組み中。各地域の市場動向に沿った開発・供給・販売体制などを強化する「商品・地域事業戦略」を推進している。

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