2019年の「ゴールデンステアリングホイール賞」が発表され、アウディが2つのクラスでアワードを受賞した。Audi A1 Sportbackは、「スモールカー」クラスで、電気自動車のAudi e-tronは、「大型SUV」クラスで、それぞれ最も高い評価を獲得した。
▲Audi A1 SportbackとAudi e-tronがそれぞれゴールデンステアリングホイール賞を受賞
最終選考にノミネートされたモデルは、ドイツの自動車雑誌『Auto Bild』(アウトビルト)、ヨーロッパで発行されているその提携誌、ドイツの日刊紙『Bild am Sonntag』(ビルト アム ゾンターク)の読者投票によって選ばれた。最終選考に残ったモデルは、国際的な審査委員会によって評価され、それぞれのクラスの優勝モデルが決定した。
▲ハンス-ヨアヒム ローゼンピエラー氏
11月12日にベルリンで行われた授賞式で、AUDI AG技術開発担当取締役のハンス-ヨアヒム ローゼンピエラー氏は、次のようにコメントした。
「栄誉あるアワードを2つのクラスで受賞することができて、大変光栄です。ゴールデンステアリングホイール賞は、自動車業界の人間であれば、誰もが欲しいと思っている賞です。特に、電気自動車のAudi e-tronが、内燃エンジンを搭載した従来型のクルマを退けて1位を獲得したことを嬉しく思っています。これは、私たちの電動化戦略が、正しい軌道に乗っていることを証明するものです。Audi A1の受賞は、私たちが市場に投入した新世代のクルマが、多くの人々に支持されたことを示しています」
今年の「ゴールデンステアリングホイール賞」では、2018年10月以降に発売された58のクルマが7つのクラスに分けられて、読者投票の対象となった。その後、最も多くの票を獲得した各クラスの上位3台が、最終選考へと進んだ。21台のモデルによる最終選考会は、DEKRAラウジッツ サーキット(ユーロスピードウェイ)で行われ、国際的な審査委員会が、『Auto Bild』誌の比較テストに使用されるポイントシステムの改訂版に基づいて、各モデルのテストを実施した。審査委員会には、レースドライバーのマティアス エクストロム、元F1ドライバーのハンス-ヨアヒム シュトゥック、司会者のシドニー ホフマンに加え、『Auto Bild』、その提携誌、『Bild am Sonntag』の専門家が参加した。
「ゴールデンステアリングホイール賞」を獲得した2台のモデルは、日常ユースにおいても優れた実用性とパフォーマンスを備えている。Audi A1 Sportbackは、インフォテインメントおよびドライバーアシスタンスシステムに関しては、上位クラスと同等の装備を備えており、市街地だけでなく、ロングドライブでも理想的なパートナーになりえる存在だ。
「大型SUV」クラスでは、Audi e-tronが、他の内燃エンジン搭載車を抑えて1位を獲得した。この電気自動車は、広々とした室内と優れた快適性、毎日のドライブに適した航続距離を融合した存在だ。電動SUVのAudi e-tronは、カメラベースのエクステリアミラーを搭載した最初の量産車で、高出力充電に対応し、最新世代のquattroテクノロジーである電動4輪駆動を搭載することによって、アウディのスローガンである「Vorsprung durch Technik」(技術による先進)を具現している。