ジャガー初のフルバッテリー電気自動車(BEV)である「I-PACE」が、ドイツ最高峰の自動車賞である「ゴールデン・ステアリング・ホイール賞」のミッドサイズSUV部門において、「Audi Q3」 と「Seat Tarraco」をおさえ「ベストSUV」に選出された。
▲ジャガー「I-PACE」が、ゴールデン・ステアリング・ホイール賞のミッドサイズSUV部門において「ベストSUV」に選出された
英国で設計および開発した「I-PACE」は、世界で最もプレミアムなBEVでありながら、真のドライバーズカーを目指して、全くの白紙からつくられたモデルだ。スポーツカーとしてのパフォーマンス、ゼロ・エミッション、並外れた洗練性、そして全輪駆動SUVとしての高い実用性を兼ね備え、同セグメントにおいて傑出したポジションを確立している。
「I-PACE」は、最先端の90kWhリチウムイオン・バッテリーを搭載し、航続距離はWLTCモードで438km*を実現し、100kWのDC急速充電の場合は40分で0%から80%に充電が可能です(50kWの CHAdeMO規格の場合は約85分)。軽量、コンパクトで効率的な2つのジャガー製モーターは、最高出力294kW/400PS、最大トルク696Nm、0-100km/h加速は4.8秒(0-60mph加速は4.5秒)を実現します。
*国土交通省審査値。WLTP(欧州検査機関測定値)は470km
▲ジャガー I-PACE
ジャガー・ランドローバー最高経営責任者(CEO)のラルフ・スペッツ博士は、授賞式で次のようにコメントした。
「『Destination Zero』というビジョンに基づき、ジャガー・ランドローバーは環境に考慮した循環経済を確立するというゴールに向かって、鋭意努力を続けています。『I-PACE』は、エキサイティングでゼロ・エミッションを実現したBEVであり、まさに私たちのビジョンを明確かつクリエイティブに体現したモデルといえます。英国のプレミアム自動車メーカーとして、世界で最も厳しく、最も競争の激しいプレミアム・セグメントにおいて、『ゴールデン・ステアリング・ホイール賞』という名誉な賞をいただくことができ、とても光栄に思います。これまで、『I-PACE』は数々の賞を獲得してきました。今後も革新的なクルマをお客様に提供できるよう、よりいっそう邁進してまいります。そして読者と専門家の皆様が、当社のデザイナーとエンジニアたちが情熱をもって作り上げた『I-PACE』を評価し、投票してくださったことに、感謝申し上げます。」
第43回「ゴールデン・ステアリング・ホイール賞」では、欧州20か国以上で販売されている自動車雑誌「Auto Bild」の数百万の読者と「Bild am Sonntag(ビルド日曜版)」の読者が、好みの車に投票し、最終審査対象車が21台(7部門、各3台ずつ)に絞られる。その後、レーシング・ドライバー、著名なモータージャーナリスト、自動車専門家で構成される審査員たちが、ユーロスピードウェイ・ラウジッツ(ラウジッツリンク)サーキットで対象車のドライビング・ダイナミクスやコネクティビティ、デザイン、所有コストを徹底的に比較テストし、受賞車が決定した。