横浜ゴムは独・ポルシェ社のプレミアムSUV「Cayenne」に新車装着(OE)用タイヤとして「AVID GT」の納入を2019年7月から開始した。
▲YOKOHAMA AVID GT
「Cayenne」への装着は初代のモデルから継続しており、今回で3代目になる。また、当社のオールシーズンタイヤがポルシェ車両に新車装着されるのは今回の「AVID GT」が初だ。装着サイズは、20インチと21インチの2仕様があり、20インチはフロント用が275/45R20 110V、リア用が305/40R20 112V、21インチではフロント用が285/40R21 109V、リア用が315/35R21 111V。3代目「Cayenne」は2018年末から全世界で発売されている。
「AVID GT」は北米市場で販売している乗用車用タイヤ「AVID」に「環境性能のさらなる向上+人に、社会にやさしい」をテーマとした横浜ゴムのグローバルタイヤブランド「BluEarth」の基盤設計や材料技術を採用して開発された。突然の降雪への対応も想定して開発しており、タイヤサイドには「M+S(マッド&スノー)」が打刻されている。優れた走行性能と安全性能を実現しながら低燃費性能も高められている。今回新車装着されたタイヤはポルシェ社と共同開発したもので、タイヤサイドには同社の承認を示す「N0」のマークが刻印される。
横浜ゴムは中期経営計画「グランドデザイン2020(GD2020)」のタイヤ消費財戦略において「プレミアムタイヤ市場における存在感の更なる向上」を掲げている。その具体的な戦略のひとつとして技術と品質で選ばれるタイヤメーカーを目指す「プレミアムカー戦略」に取り組んでおり、国内外のプレミアムカーへの新車装着を加速している。