トヨタとソフトバンクの移動サービス

モネ・コンソーシアム発足 

4840603af064d419c872c287de8d5817f20159f6.jpg▲トヨタのコンセプトカー"eパレット"はニーズに合わせて室内の構成要素を変化 医療をはじめとする種々のサービスに対応した自動運転車

 トヨタとソフトバンクの共同出資会社、MONETテクノロジーズ(以下モネ)は3月28日、「新しい移動サービスを開発するためのモネ・コンソーシアムを設立した」と発表した。

 モネ(社名はモビリティネットワークに由来)は昨年10月に設立。ソフトバンクが持つ情報技術とトヨタが持つ移動体技術を使って、モビリティサービスのネットワーク構築を追求する会社だ。具体的には、ユーザーが"いつ、どこで、どのような移動サービスを必要としているか"という情報をベースに、自動運転技術を生かした最適なソリューションサービス(移動方法)を提供する。

 高齢化が進む過疎地域で、住民の暮らしに最適なモビリティサービスのあり方を追求。都市部で育児と通勤の悩みに効率よく応えるサービスを提供していく。コンソーシアムには約90社の企業と多くの地方自治体が参加して、モネのプラットホームを使った"移動に伴う新しい価値"の創出を目指す。

 なお、3月28日、モネに日野自動車とホンダが約10%(2億4995万円)の出資を行い、資本・業務提携を進めていく方針が発表された。多くのメーカーが参加することで、移動体間の情報連携が充実し、新サービスの拡充が期待される。HP=https://global.toyota

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