1971年に公開された映画『バニシング・ポイント』が4Kデジタルリマスター版の全国公開が決まった。3月3日(金)からシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで、順次上映される予定だ。
『バニシング・ポイント』は、当時のアメリカンニューシネマ・ムーブメントを語るうえで外せない傑作。ベトナム戦争帰りの元レーサーで警察を懲戒免職になった主人公コワルスキーが、デンバーからサンフランシスコまで1900kmの陸送を15時間でできるか賭けをする。運ぶクルマはダッジ・チャレンジャー。爆走車の情報を伝える警察無線が傍受され、ラジオを通じてコワルスキーに情報が提供される展開に。
広大な砂漠を暴走するシーンや、カーアクションはいま見ても迫力たっぷり。監督はリチャード・C・サラフィアン。